方法序説 (岩波文庫)
坪内、福田、小田島、松岡、河合など、連綿と続くシェイクスピアの名訳に比べて、哲学書には名訳が少なかった。長谷川訳ヘーゲルの登場などで事態は少し変わりつつあるが、デカルト『序説』の野田又夫訳もまた稀有の名訳である。そこに、歯切れの良い日本語で新たに谷川訳が加わった。谷川訳は、口語脈が加味されており、我々の日常の言葉遣いに近い。『序説』は、『省察』や『情念論』に比べて、一般読者を想定しているから、これは歓迎すべき事態である。が、問題がないわけではない。それは、我々自身にぴったりくる日本語自体が変化したために、日本語の「腰が弱くなった」という一面である。谷川訳は、「こんな」「たぶん」等の口語の他に、「ことだ」「ほどだ」「からだ」のように「・・だ」を多用する。しかし一定のまとまりの後には、当然、座りのよい「である」が来て、書き言葉と語り言葉が混在する。これは我々の感覚にぴったり来るだけ、その分「ねばり」が失われる。
有名なle grand livre du mondeの一節を比べよう。「こういうわけで私は、成年に達して自分の先生たちの手から解放されるやいなや、書物の学問をまったく捨てたのである。そして、私自身のうちに見いだされる学問、あるいはまた世間という大きな書物のうちに見いだされる学問のほかは、もはやいかなる学問も求めまいと決心して・・」(野田訳)。「以上の理由で、わたしは教師たちへの従属から解放されるとすぐに、文字による学問[人文学]を放棄してしまった。そしてこれからは、わたし自身のうちに、あるいは世界という大きな書物のうちに見つかるかもしれない学問だけを探究しようと決心し・・」(谷川訳)。谷川の「世界という大きな書物」という訳は素晴らしい。が、文の流麗さという点では野田訳か。
金時ショウガ粉末
寒さ対策に生姜紅茶がいいよと勧められ、万年冷え症、下半身太りを解消したいため生姜紅茶を飲むことを決意。
市販の生姜紅茶を飲んでいたけど何だか物足りず、普通の紅茶に辛いと評判の金時生姜をプラスすることに。
最初は加減が分からずティースプーン一杯いれたらとんでもなく辛くてびっくり。
私的には使い捨てのマドラー(スプーン型)二杯くらいがベストでした。
溶けずにカップの底に残りますが、食物繊維を粉砕したものだから仕方ないデショ、と思って気にせず飲んでます。
私には効果はあります。
朝コーヒーの代わりに、オリゴ糖と金時生姜を入れた紅茶を飲んでから、何もしていないのに1ヶ月で3キロ減りました。
お通じにいいのかも?
毎年悩まされるしもやけも軽く済んでます。
量が少ないわりに高価で買う時ためらいましたが、ここのが一番辛くて国産で安全で効果もありました。
またリピします。
【全国メール便送料無料】高品質国産100% 高知産しょうが粉末100g(ウルトラショウガ)添加物を含まない混ざりものなしの100%パウダー
冷え症に効くと話題なので、いつもオリゴ糖でお世話になっているこちらのお店から購入しました。
香りも、すばらしい香りでこちらで一緒に購入したオリゴ糖と蜂蜜を入れて一緒に飲んでいます。
豚のしょうが焼にも入れてみました。おろししょうがにはない、コクと風味が出たようです。
入れたら本当に絶品でした。
おかげさまで、体もぽかぽかで過ごしております。
商品の包装も丁寧に梱包してアルミのチャック式袋なので、保存も大変に便利です。
小さなスプーンも付いているのでとても良心的です。
また、終わったら購入したいです。
土佐の大風呂敷
義父へ誕生日プレゼントにお酒を持って行く為、購入しました。なかなか良い色でデザインも気に入りました。とても丈夫で一升瓶2本包みましたが安心して持ち運べました。風呂敷で包装した事でプレゼントもワンランクアップしたように見えました。持ち運びにもかさばらないし色んな場面で活用出来そうです。
県庁おもてなし課
県の観光振興をはかる試行錯誤にラブロマを絡めた小説。新聞の連載小説を本にしたもの。よく売れているそうだ。表紙の絵もなかなかいい。中古商品でお安く購入。
舞台は高知県。県庁おもてなし課。主人公の掛水。おもてなし課にスカウトされた多紀。小説家の吉門。そして、過去にパンダ招致論で物議を醸し出して県庁を去った清遠。民宿を営む。そして、その娘の佐和。
それほど驚きは無い展開ながら、高知県の名所案内をしながら読ませる。フィクションだが、ちょっとずつ実際の人物を参考にしているところがあるようだ。子供のころに著者が父親に県内をいろいろ連れまわされた思い出も生きているという。おもてなし課も本当にあるそうだ。
アイディアは良いし、ストーリーも明快。
ただ、ラブロマとしてはこの終わり方でいいけれど、
行政と観光による地方振興をテーマにした小説としては、さらにもうひと工夫あってもよかった気がする。