田舎の刑事の趣味とお仕事 (創元推理文庫)
遂にドラマ化された田舎の刑事の趣味とお仕事!この本はドラマのようにシュールなネタで色々な所で笑わしてくれます。ギャグだけでなく、事件のトリックも意外と奥が深くミステリー小説としても楽しめます。今ドラマを見ていて少しでも原作に興味を持った方は是非読んでみてください。
海の稜線 (創元推理文庫)
黒川博行の作品は数作読んだが、この作品は中でも面白い。
軽妙な会話、小気味良いテンポで物語が展開するのは他の作品と共通するところだが、
この作品は特に殺人トリックの種明しに依存することなく、事件の経緯、背景等の意外
性で読者を楽しませてくれる。
板尾日記7
「目には見えないけど、板尾家は4人家族になりました。」板尾創路
アマゾンの画像には帯が写っていませんが、届いた本についていた帯の
この言葉を見ただけで、ぐっと来ました。
奥さま(=文中では「ママ」と呼んでいる)に待望の命が宿った
7年目の板尾日記です。
あいかわらず忙しく日本と海外を飛び回り、その中でたまのお休みには
奥さまや親友と一緒に、または自分ひとりでリフレッシュ、
そしてどんなに忙しくても英美ちゃんのことを考え続け、
お墓に「お話しに」行く、板尾さんの毎日が書かれています。
毎日の日記はほんの数行だけど、隅々まで板尾節。
思わぬ深い言葉に考えさせられたり、思わず吹き出してしまったり。
この年の日記には東日本大震災のことも書かれています。
板尾さんが震災について思うこと、クリスマスに思ったこと、
ああ、お父さんなんだなあ…と。
毎年読んでいます。毎年読みたくなる日記です。
早くも「板尾日記8」が楽しみです。