嫉妬―Hayashi Mariko Collection〈4〉 (ポプラ文庫)
林さんは、この手のものを書かせたら右に出る者はいないのではないでしょうか。 後2編はわりと近出のよう(?)ですが、「お帰り」はまたまたひやりとさせてくれます。 あとがきの中で、ご本人もおっしゃっているように同じ作家が書いたものとは思えないほど、前編と書きっぷりがまるで違うのだそうだ。(私は若手の頃の作品も面白く感じたが。) 機会あれば、読んでみてはいかがでしょうか。
冨田恵一 WORKS BEST~beautiful songs to remember~
長いこと冨田ラボのファンだったが、結構聞いたこと無い曲も多かった。
特に森川美穂さんボーカルの2枚目4曲目にはちょっとシビレた。
かなり良い曲。ボーカルも素晴らしい。
こんな曲に出会うと、改めてプロデューサーとしてさすがだなぁと感じる。
それと、ドキュメントのDVD。
どう聴いても生にしか聞こえない「ドラム」のプログラミング方法がちょこっと出てます。
その打ちこむ速さに驚きました。
もう頭の中には色々なパターンが入っているんだろうなぁって感じます。
まさに天才技です。
この場面が見れただけでも、購入した価値はありました。
PUMP!PUMP!
基本的にこの方の事は何一つ知らなかったんですが(失礼)、長年どうしても気になって仕方なかった曲をこのアーティストが歌っているという情報を聞いて事態は急変。早速その曲が収録されたこのアルバムを購入。逸る気持ちを抑えつつ一番に聞いたのはラスト収録曲の「すてきなジェニー」。そう、その昔少女向けのオモチャとして大人気を博していたあのジェニーちゃん人形のCM曲として使われていたものです。オリジナルリリースアルバムなのに、ボーナストラックとしてこの楽曲を収録してくれていたなんて、時間を越えて(大分長い時間が経ってますが)大感謝ですよ。別にオモチャ自体には興味なかったけど、そのCMで流れていた曲は20年ほど経った今でも私の頭にしっかりと焼き付いており、いったいどこの誰が歌っているのか分らないままずいぶんもがき続けたもの。この度ようやくそんな思いを消化するに至ったわけです。時間としては約1分40秒ほどの短い作品でしたがそこはボーナス曲ということでご愛嬌。ひとつの楽曲としてこの手に入ったというカタルシスで胸がいっぱいでした。EPOさんのファンの方には大変申し訳なく、またこのアルバムを購入しようかどうか迷ってらっしゃる方には何の参考にもならないレビューだと思いますが、自己満足的報告として邪道ながらこのアルバムに感謝と敬意を表して投稿させて頂きました。
エイプリル・フール鮮血の記念日 [VHS]
最近リメイク版がリリースされたので見てみました。
週末のバカンスを楽しむために、友人のマフィという富豪娘に離島の別荘へ招待された若者たち。島へ向かう途中で仲間の一人が事故で重傷を負い、別荘に着いたメンバーの周りで次々と奇怪な出来事が起こる・・・といったありがちなストーリー。配給もパラマウントだし当然か。
タイトルは面白そうですが、残念なことにこの手の作品の肝とも言えるゴアシーンがほとんどなく、全体的に微妙な出来です。「オリジナル全長版」と銘打っておきながら日本側がそういうシーンをカットしているのかもしれないし、オチがオチなだけに仕方ないのかもしれませんが、やっぱり物足りないです。
EDの歌の翻訳はちょいと面白かったので、甘めにこの評価で。
幸せはパリで [VHS]
要は、現在の夫婦生活にウンザリしている男女がおたがいに惹かれあい、お互いの家庭を捨ててパリへ逃避行するという、なんとも自分勝手な話に終始するんですね。
しかし、この2人、なんともいい味を出している。ラストに流れる「エイプリル・フール」のシーンとこの歌が一番好きですね。毎回、ここばかり見ている。そんなに長い映画じゃないんですが、この映画のタイムスパンは2日間なんです。その「気分的な長さ」がよく表現されていますね。最高です。
この映画を見たのは、自身が小学生の頃でした。忘れえぬ名作として、また帰ってきてくれました。