富豪刑事 DVD-BOX
本作品の続編である「DX」しか見たことがなくて、「第一期も見よう」と思っていたのですが、すっかり忘れて2年も経っていました。レンタルビデオ屋で全話貸出OKだったので借りました。
「第一期」シリーズは、「DX」よりもミステリー要素が強いです。「DX」はバラエティー要素が全体の6割くらいの感じでしたが、本作品のバラエティー要素は3割くらいです。脚本家は「トリック」「パズル」などの蒔田光治さんが両作品とも担当していますが、どちらかというと本作品の方が蒔田光治さんっぽいと思います。
全話面白かったですが、個人的に気に入っているのは3,4,9、最終話です。第9話の山下真司がラグビー部のコーチになるのは面白かったです。さらに対戦校のコーチが松村雄基というのが良かったです。
「トリック」や「パズル」などの蒔田光治さんが脚本した作品が好きな人にはぜひ見てほしい作品です。
富豪刑事デラックス DVD-BOX
何より、主演の深田恭子ちゃんの味が押し出されてる作品です!!原作があって、その原作の役に沿って配役があるわけですが、主人公には深田恭子ちゃん意外にない、ってくらいピッタリです。主人公の性格、雰囲気、どれも他のTVで見る深田恭子ちゃんとそっくりです。配役、すごくうまいなって思いました。深田恭子ちゃんの演技はすごく自然で、自然にストーリーの流れを感じられるし、違和感なんてまったくありません。主人公の破天荒すぎるくらいにありえない金銭感覚等の全ての価値観がまた面白いです。
また、サスペンス好きの人にも、是非見て欲しいと思います。ストーリーも、事件性があって、TVの事件独特の複雑で最後にどんでん返しがある、という見ごたえのあるストーリーです。それに、飽きが来ない程度にコメディーの一面もあって、時々笑って時々真剣に考え込む、そんなドラマです。
続編ができるだけあって、やっぱり見て損はありませんでした。これは。DVDでずっと保存しておきたい作品です。
デラックス・コレクション
オオゼキタクを購入したのは二つ理由がある。
一つはドラマ「大富豪デラックス」の主題歌で、
さわやかでよくのびる歌声に興味をもっていたこと、
もう一つは偶然とある駅の路上ライブでご本人の豊かな声量を
耳にしてしまったことである。もっと聞いてみたいと思った。
実際に購入したCDを聴いてみて実感したのは
彼の歌の透明感。そして揺れ動く人間の内面をきちんと見据えた
歌詞のせつなさである。オオゼキタクは繊細な人なのかも知れない。
曲の音の動きは派手さはない。
これからも彼の才能が
発揮されることを想いながら、
車などで流してみたい曲がたくさん入ったCDだと言える。
富豪刑事 (新潮文庫)
あまりにも現実離れした「富豪」刑事と、彼による荒唐無稽な事件の解決方法の数々。容疑者全員を招待して自宅で豪華なパーティーを開いたり、密室殺人のトリックを解明するために会社を創立したり、追っ手を妨害するため五百枚の1万円札を駅でばらまいたり、最後は市内のホテルを全て貸し切り同然にしたり。ある意味胸のすくような感じがします。
「鬼才がミステリーに挑戦」などと銘打っていますが、この作品にあまり推理小説としての精緻さを求める読者があるとは思えません。荒唐無稽さと少々意外な結末を4回楽しむ短編集と捉えます。
富豪刑事
深キョンのTVを観てから読みました。原作は男が主人公、なのはいいとして”キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくゆらせた富豪刑事が次々と事件を解決していく”だなんてあらすじを読んで、日本人離れした彫りの深い面した胸毛の濃い高級ブランドなスーツで着やせするムキムキ男が、自信たっぷりに嫌味に事件を解決しちゃっているのかしら、なんて考えたらすっげーイヤ!と思っちゃいました。でも、読み始めたら全然違う!主人公のイメージ。貴重なる彼の最初のセリフは「あのう」・・・!しかも”いちばんドアに近い席でおずおず片手をあげながら。”謙虚!ってゆーか、まんま深キョンな仕草じゃないですか。(笑)可愛すぎる!初っぱなから笑わせていただきました。この富豪刑事、決して出過ぎず意外と良識と常識を持って任務を全うしていきます。お金に対する感覚だけが富豪ゆえに突拍子もないだけで。(でも彼にとってはフツウの感覚)TV化にあたって主人公を女の子にしたのは良い発想だと思います。高級そうな華々しい出で立ちが嫌味なく演出できますしね。(使う女優を間違えると嫌味になる可能性もあるが深キョンはその点難なくごうかーく!!)それにしても筒井さん、なんで毎回出演してるんですか?(笑)いえ、面白いのでいいんですけれどね。(笑)