クリティカル進化(シンカー)論―「OL進化論」で学ぶ思考の技法
クリティカルとは合理的に裏も表もという意味。
進化はthinkerと進化をかけている。考えながら前に進むと言う意味。
論はOL進化論という漫画とコラボしてるという意味とノウハウ本であるという意味だろう。
つまりOL進化論とコラボした合理的に裏も表も考えながら前に進むためのノウハウ本だ。
どういう時にこのノウハウを利用するべきかというと
(1) 人に迷惑をかけるかもしれないことを判断する時
(2) お金がかかる判断をする時
(3) 将来に影響する判断をする時
の3つであり
逆に外車を買うべきかなど、
好みの判断をする時はこのノウハウを利用するべきではないと筆者は説く。
どうして上記(1)〜(3)の時にこのノウハウを利用すべきか、
それは主観で決めると問題がおきやすいからではないか。
ノウハウ自体は事実を疑う、推論を疑う、正しく考えるにはどうするか、の3つで構成されているごく普通のノウハウだ。
先入観、事実と意見を分ける、理屈と感情を分ける、意見の対立と人間の対立を分ける、など
他の本にも出てくるような論理学・心理学の基礎的で大切な要素もしっかり網羅されている。
見開き2ページで1話なので移動中に読んでいて便利だった。
マンガがついているので面白く読み進められた。
ビジネスマンの書いたロジカルシンキング系の本に比べて
心理学者が書いているからかビジネスというよりは日常生活で実践できるノウハウがつまっている。
最後に文献がついているので深く学びたい人には親切だ。
中間管理職刑事 (バンブーコミックス)
ついに出ました!伝説の名作「中間管理職刑事」が単行本化!どれほど随喜したことか・・・
「太陽にほえろ!」や「特捜最前線」などの刑事ドラマ全盛期に育った私には堪えられない楽しさと親しみがある。もっとも,この作品は某外国ものの刑事が原型だとのことであるが・・・
「中間管理職」という言葉が醸し出す哀歓がさりげなく漂っており,部下のメガネ刑事のボケと警部のツッコミが,実にテンポよく,絶妙である。
また,個人的には探偵ベティの相棒である,ドジな女助手の娘がかわいくて,これまたものすごいボケをかましてくれて大いに笑える。
これぞ,秋月りす先生の最高傑作であると思っている。