Vintage Knits: 30 Exquisite Vintage-Inspired Patterns for Cardigans, Twin Sets, Crewnecks and More
シンプルなセーター、レーシーなカーディガンやニット、きりっとした色の組み合わせのセーターなど、女性物のニット作品が充実してます。
グラビアのページを見ると、なかなかモダンな感じがするのですが、パターンのページ上部には、昔のニット本に掲載されていた写真が載っています。Vintageの名の通り、昔のデザインを踏襲したものがこの本の作品になってます。もちろん昔の流行とは形も全然違いますが、いいところを取り入れて今のニットに継承するというコンセプトは、なかなか面白いと思います。
パターンのページは、行間を広く取ってあって読みやすい印象はありますが、贅沢言えばおおよその形が書かれた図があればよかったかなと思います。
[ネイティブ] native HOWORD
デザインもよいですね、見た目よりも靴底を含めた全体の足触りがとても満足してます。ハーフサイズがないけどきっちりよりはサイズUPの方が良いです、走っても脱げません。サンダルよりも用途は広いです。
ライヴ・イン・ロンドン [DVD]
「ファースト・バンド・オン・ザ・ムーン」期のライヴ。いきなりドラム・プレイヤーが独特のフォームで演奏しはじめ、びっくりするが徐々に映像にひきこまれ、慣れてくる。ステージセットが60年代のTVショーのようで、簡素ではあるがバンドの雰囲気と合っている。意外と(?)達者な演奏を聞かせ、ボトムの効いたベースや「リボルバー」期のビートルズを彷彿とさせるギタープレイなど、見どころは多い。ニーナのヴォーカルはやや生硬な印象を受けるが、キュート。白眉はサイケなライティングとラウドな演奏が良くマッチした「Loosers」。「カーニヴァル」「ラヴフール」ももちろん演っている。個人的にはエクストラ映像は興味がもてなかった。
ライブ・イン・ロンドン [VHS]
1996年11月、ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアでのライブ。3枚目のアルバムを9月にリリースした直後で、アメリカでブレイクする半年ほど前の、勢いのある時期の演奏です。
当方シングルやコンピレーションまで集めるほど結構なファンのつもりですが、このビデオはちょっといただけないな、と思っています。演奏がラフで、ニーナの歌もかなり音程を外し気味、映像も粗くアングルは不安定で、正直、素人バンドのようです。カーディガンズの曲はメロディがかなり複雑でアレンジも繊細なのであんまりライブに向かないんじゃないかな・・・・
この作品の出来があまりよくないのは多分メンバーも分かってるので、DVDになることはないかも。
Emmerdale
94年のカーディガンズのデビュー作。
このアルバムがあったからこそ、スウェディッシュ・ポップが盛り上がっていったきっかけとなったし、またトーレ・ヨハンセンというプロデューサーを世に知らしめたという意味でも重要な1枚。
そんないろいろの始まりだったといえるアルバムではあるが、ここに描かれている風景は、ジャケットの犬に象徴されるように、ごくごく日常的で、この後の彼らのアルバムに比べても、最もリラックスした空気が漂っている。
個人的には、秋になると必ず聴きたくなるアルバムです。夕暮れ時に、急にひんやりした風が頬を伝い、木々が作るくっくりとした影などを見ると、思わず寂しさでいっぱいになってしまう。そんな感傷的な気分を起こさせるような儚い美しさを兼ね備えたアルバムだと思う。
それには、トーレ独特の木のぬくもりが伝わってくるような楽器の使い方に加えて、ボーカル・ニーナのちょっと鼻にかかったようなくすぐったさを伴った可憐な歌声が、一層効果を上げている。
また曲も全体的に、メランコリックな曲調が多く、スウェディッシュポップ特有の切なさ溢れるネオアコとなっている。
夏から秋へと移り変わっていく今、こうやって窓を開けて流していると、ほんとに外の虫の声とかとぴったりと寄り添っている気がする。そんな音と空気に、昔あったことなんかをふと思い出してしまいそうで、かけるのにある種の勇気がいる1枚だと思う。1stならではのミラクルが、起こっている盤なんだなと改めて実感しました。