無敵看板娘 6 [DVD]
TVアニメ、「無敵看板娘」は非常に丁寧に作られた作品である、
原作漫画の全22巻(新シリーズ含む)からなる膨大なエピソードの中から取捨選択、合成した総集編的内容で、シリーズ全体がプロモーション的な印象を受ける、
特筆すべきは作画の丁寧さ、クオリティの高さで、深夜帯アニメにありがちなエロスとも病的な描き込みとも無縁な健康的な絵、しかしその丁寧さが仇となり原作の持つ荒削りなパワフルかつハートフルな魅力が少々減じられているようにも思う、本作のアニメ化には初代ルパンや侍ジャイアンツの頃の「大塚康生」(未来少年コナン、カリオストロの城の作画監督)氏の絵柄が似合うと思うのだが、(氏は本作のエンディングアニメを担当している、が、残念ながら描かれているのは犬の敏行のみで、美輝やめぐみは画かれていない、)
(現在のアニメーターは無名な方でもかつての有名アニメーターよりはるかに上手い絵を描くが、どこか職人的でもあり、
かつてのように「巧い!」と唸らせるような個性を持ち合わせた方は減ってきているのかもしれない。)
しかし本作は作りの丁寧さとキャラクターの立ち位置、キャラクターの掘り下げが心地よいバランスで描かれ、演技者の息も合い、観るものに喜びをもたらしてくれる、
ある種「ど根性ガエル」や「じゃりんこチエ」の下町人情物のニュアンスを受け継ぐ、万人向けアニメの佳作と言えよう。
このような良作が深夜帯というそぐわない放送形式でしか製作できない現代のアニメ事情は、やはりどこかおかしいのかも知れない。
無敵看板娘 〈期間限定生産〉 [DVD]
既存のDVDは全巻揃えてますが、ムテカン好きとして、コレクトしてしまいました。
少し前の作品ですが、作画は綺麗ですし、ほんとに良く動きます。
最近の、売れるための要素を右へ倣えで片っ端から盛り込んだ類似品アニメ
(萌え・ロリ・ツンデレ・巨乳・パンチラ・美少年・天然娘等)とは一線をかしており、少年マンガの王道を突っ走るギャグマンガとなってます。
見ていて爽快な気分になれます。落ち込んでる時なんかにも、元気をもらえる作品です。
ヒロイン美輝ちゃんってば、かなり乱暴(凶暴ともいう(笑))ですけど、憎めません。
普通、作品を売るためには、ちょっとくらいは乱暴なヒロインであろうとも「デレ」要素を入れようものなのですが、美輝ちゃん、一切デレません(笑)でも可愛いです。元気いっぱいです。
サブキャラも、ヒロインに劣らず生き生きしてます。基本みんな乱暴な方々ですが(笑)、悪人は一人もいません。根はいい奴らばっかです。乱暴っていうより、バトル・格闘が好きなんですね。
15分×2の30分二話構成で、作品の流れもテンポ良く進みます。
とにかく、最近のまんねりアニメに食傷気味の方は、一度見てもらえると嬉しいです。きっと新鮮な気持ちになれると思います。
私ごとですが、出来れば美輝ちゃんが素でデレるところが見たかった(酔ったら人変わりますが…)
あと、見えそで絶対見えない美輝ちゃんの健全な太ももに、ちょっぴりドキドキしてたりもしました(笑)
無敵看板娘 ドラマCD
本編も中々ですが、オマケ(?)の『超空戦隊スターレンジャー』のテーマがすごいッ!
Mojoさんが唄っているし、本編の作品中の戦隊モノだというのに格好いい。
フルで聞きたいけど、残念ながらTVサイズ……
無敵看板娘 17 (少年チャンピオン・コミックス)
約四年の連載も遂に完結。めぐみと茅原先生の関係や、美輝と勘九郎の対決、マジシャン辻の旅立ちなど、最終巻と言うだけあって、色々なキャラにケリが付く。
チャンピオンの掲載作品のなかで、「アクメツ」とこの作品は一番のお気に入りだったので、なんか淋しい。
この作品は、途中の巻から読み始めても大丈夫な漫画ですが、今巻に限り、あらかじめ他の巻を読んでから手を付けましょう。
さらば、無敵看板娘。
そしてコンニチハ、無敵看板娘N<ナパーム>。
無敵看板娘オリジナルサウンドトラック
本編も中々ですが、オマケ(?)の『超空戦隊スターレンジャー』のテーマがすごいッ!
Mojoさんが唄っているし、本編の作品中の戦隊モノだというのに格好いい。
フルで聞きたいけど、残念ながらTVサイズ……