Big Star Blues
この曲がリリースされた時は小学5年生でした。ちなみにサザンのファンになったのは中学2年生です。
昨年行われたツアーのオープニングがこの曲で、ナゴヤドームの最上階の席で見ていた私は「ヤラレタ!!」と桑田さんにカウンターパンチを食らったボクシングの選手いやキャプテン翼も真っ青なシュートを決められたゴールキーパー状態でした。
でも、歌詞を見ると結構ナンセンスソングです。特に「世界で有名なビートルズのファン」に出てくる人の名が実はジョン・レノン射殺事件と関係のある人であるというのに気づいた人はいますか?
Big Joe Williams & The Stars of Mississippi Blues
40年代のミシシッピー・ブルースのオムニバス、というよりビッグ・ジョー・ウィリアムスの戦前録音に、ロバート・ペットウェイとトミー・マクレナンの全曲集その他を併せた4枚組です。jspの箱ものの定番のリマスターで、これはこれで一長一短がありますが、この4枚組に関しては吉と出ているのではないでしょうか。もともとの音質がよいこともありますが、カーステレオで普通に聴けます。もっとリマスターの技術が進歩して20年代、30年代のミシシッピー・ブルースもこの音質で聞けたら、ドキュメント・レーベルすべて買い直してもいいです(すこし誇張してます)。でも、ミシシッピー・ブルースも40年代になると、従来の泥臭さを残しつつも、50年代、60年代の白人が消化再構成して作り上げたブルース・ロックに通ずる要素も内包していて、過渡的といえば過渡的ですが、捨て難い魅力があります。それがまた、僕が40年代以降のアコースティックなカントリー・ブルースにそれほど入れ込めない理由かもしれませんが。
Big Star Blues
Big Star Blues・・・この曲を始めて聴いた時、ジャズマンをふと思い返した。なんとなく雰囲気が似ているような感じがしたからだ。ビッグスターって所がジャズマンと重なったのか?・・・まあそういう話は置いといて、この曲はタイトルと歌詞が一つのドラマになってて面白い。ビッグスターの悲劇という略をされているが、このビッグスター自身、自分を有名人と思っているが(実際そうなんだろうが)道行く人にはただうざったい人としか思われていない。ビッグスターが道行く人に自分を知っているかと聞くと、「あんた誰?」と言い返された時の虚しい気持ちをうまく歌っている。歌詞も面白いし、メロディ自体もノリが良いので何度聴いても飽きない一曲だ!
二曲目の「朝方ムーンライト」もサザンのバラードシリーズの第一曲を飾ったほどの名バラードだ。その名のとおり、朝と夜の中間、月を見ながら聞くといい感じである◎