スマグラー おまえの未来を運べ スタンダード・エディション [DVD]
一応、妻夫木主演のバイオレンス・アクションムービー。
何故か主演なのに、暗殺者役の安藤政信の雰囲気、カッコヨサに乗っ取られている。
痛いシーンが長く、苦手な人は無理かも。
各登場人物が詳しく語られないが、それが丁度良い塩梅。
中盤までの流れも変化に富んでおり、飽きずに見られる。
特にアクションシーンは、スローモーションを取り入れており邦画にしてはかなりカッコイイ。
なぜか、脇役も著名な人物が多く、それだけで面白い。
松雪泰子がゴスロリファッションに身を包み、ぶん殴られて鼻血を出すシーンは最高。
松田翔太の警官役もこれまたかっこいい。
演出もスタイリッシュなのでいい。
ただ、後半の過剰なCGがかなり残念。
また運び屋シーンのインパクトが薄いので、そもそも何の映画か分らなくなる。
詰んだ底辺人生を送る妻夫木、プロとして仕事しながらも生きることについて苦悩する安藤、
目標に向けて着々と進む満島、裏稼業ながらプライドを持って仕事をしている永瀬。
色んな行き方があるが、何だかよく分らない映画だった。
観た後原作が気になった。
おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)
楽器をプレイできない音楽鑑賞者にとって奏者の気持ちに寄り添える体験は貴重です。このお話は、音楽小説として読むのが楽しい。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調を学祭のメインとして、学生のオーディション合格者で演奏し、優秀な奏者は注目されてスカウトされるという設定です。楽器のストラディバリウスの音のすばらしさとか、水害の避難場所で不安で動揺する人々の中で演奏してみんなを落ち着かせる音楽の持つ力の表現などもすばらしいと思います。巻末にピアニストの仲道郁代さんが解説していますが、プロの演奏家も納得する音楽表現がすばらしい。
ジョゼと虎と魚たち(Oirginal Sound Track)
もう、とにかくいいですよ!
映画を観てからCDを手に取るまでに5ヶ月も要してしまいましたが、
5ヶ月ぶりに聞く音楽は(そうそうこれだった!)って感じで、
記憶していた期待を裏切らないものでした。
細かいことは分かりませんが、心地イイサウンドですよ。
映画を観てなくても、すんなり聞ける1枚だと思います。
スマグラー おまえの未来を運べ コレクターズ・エディション(2枚組) [Blu-ray]
「闇金ウシジマくん」と同じ原作者さんです。
といえばなんとなく想像はつくでしょうか?
暴力とか痛いのとかたくさんありますけど、面白いです。
私は血湧き肉躍りました!
「背骨」と「内臓」という殺し屋が出てくるのですが、とにかく格好良いのですよ。
わけあって2人が戦うシーンはもう一瞬も目が離せませんでした。
「背骨」を演じる安藤政信さんがとにかくすごいです。ほれぼれします。
でも万人向けではないです。
暴力・拷問だめな人はやめた方が良いです。
一緒に見終えたた友達は、よれよれになりつつ「痛いのだらけでどうなることかと思ったけど…少し希望のあるラストで良かった」と言っていました。
妻夫木君への拷問シーンは確かに私もちょっとやだったです。長いよ…妻夫木君かわいそうと思いました。
あと、突っ込みどころもいろいろ確かにあるんですよね…。
「何でそれで生きているの?」とか「けがの治り早くないか?」とか「何のための紙オムツなの?!」とかね。
なので、すべての人にはお勧めしません!
でも、突っ込みどころも吹き飛ばすくらい私は面白かったです!