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ヴァレンティノ [DVD] ハリウッドで活躍したのはわずか5年。ドラマティックにしてスキャンダラスな「ルドルフ・ヴァレンティノ」。
演じるは、20世紀を代表するバレエダンサー「ルドルフ・ヌレエフ」。こちらもドラマティックかつスキャンダラスな人生。二人のルドルフ、どちらも愛称『ルディ』。

監督は先日84年の生涯を閉じたケン・ラッセル。「チャイコフスキー」「マーラー」「リスト」など芸術家の生涯を独特な切り口と、イマジネーション溢れる(過激にして美しい)映像表現で描く。
ラッセル監督がいったい二人の「ルディ」をどう捌いてしまったのか。鑑賞以前におかしな心配をしてしまう。
どちらの「ルデイ」にも思い入れがなく、ラッセルファンという方が一番心穏やかに、監督に身をゆだねることができるのでは?

31歳の若さで他界したヴァレンティノ。葬儀には何万人ものファンが押し寄せた。
映画はモノクロの押し寄せるファンの波から始まる。棺に入ったヴァレンティノ(ヌレエフ)の顔がアップで写る。カメラが引くと同時にカラーに変わり、ヴァレンティノのハデな死化粧があらわになる(笑)。尋常ならぬ華美な葬儀場。 真っ赤な花で作られた大きな「ハート」!(後のシーンで登場)
棺を囲んで「このスターの死をどう有効に宣伝に使うか」の相談。外からはファンがなだれ込む。破れた壁を棺のふたで乱暴に修理。もう無茶苦茶!!。

死を悼む女性が登場。そして過去のシーンへ。邸宅の中、タンゴを踊る二人の『男性』。ヴァレンティノとニジンスキーという設定。バレエダンサーのタンゴは見応えがある。美しいー!!タンゴが一段落すると、「ニジンスキーさん」が普通のバレエを少し披露。すごく嬉しそうに眺めるヴァレンティノ(ヌレエフ)。二人の関係を暗示しているのはいうまでもない。 後半、「ピンクのパフ」が乱れ飛ぶシーンがあるが、これも男色を意味するのだという。

葬儀。過去。過去のロケとスタジオ撮影現場。交錯しながら、ヴァレンティノの出演作品に、その時々の女性、その他事件を絡ませドラマティックにしてスキャンダラスな短い人生をたどる。ぶっとんだコミカルな雰囲気濃厚。バレエ『牧神の午後』のポーズをとりながらの写真撮影(笑)。重婚罪での獄中ヴァレンティノに迫り来る恐怖(コミカル)。矢継ぎ早に場面が変わりイメージの洪水。全編豪華絢爛装飾過多。随所で使われるタンゴの曲と踊りが官能的なムードを醸し出す。(ヌレエフのダンスはすごく得した気分!)

徐々にハリウッドに食いつぶされていくヴァレンティノの悲哀を見せる。イタリア出身、オレンジ農園が夢だったのに...。
ヴァレンティノの「ファンを虜にした性的魅力」と「ナイーヴさ 」。ヌレエフは特に後者を上手く演じていたと思う(魅力はある程度自然に出る)。
ついにヴァレンティノは無謀な戦いに挑む。相手はハリウッドのシステム、マスコミ、ファン(全て今日持ち上げたかと思えば翌日には手のひらを返すような存在)。その象徴としてのボクシングの試合シーンは大勢の観客、ダンスとパワフルな映像で圧巻。
前半なんとなく戸惑い気味だったヌレエフも、中盤過ぎからはもう腹をくくって大熱演。二人のルディに拍手!(実はとまどったのは私かも?ストーリー順に撮るわけでもないのだろうから。)

そしてヴァレンティノは力つきる。(実際は胃の病気で亡くなったとか。)
オープニングのハデ葬儀とは打って変わって静謐なエンディング。
「天国に今夜星がひとつ新たに現れる〜♪」オープニングとエンディングに流れるとても美しく穏やかな曲。ハリウッドのスターとバレエ界のスター。二人のルディ。幾多の重圧を受けながら駆け抜けた人生。二人のスターは空の星になった...。ケン・ラッセル監督も星になった...。みんないつかは星になる。好きなようにかけぬけよう!どうせいつかは星になる〜♪

※本作はラッセルの中では、パワーダウン気味だそうです。個人的にはヌレエフ出演という事で(バレエファンなので)十分嬉しく、面白かったです。

※長文、駄文レビューでした...。(自分でもなんでこんな恐ろしく長文なレビュー書いたのかわかりません!)
長文ついでにおまけのトリビアです!
ケン・ラッセルは実は『ニジンスキー』の映画をヌレエフで撮りたかったのです。ところがさすがのヌレエフも伝説のバレエ・ダンサー、ニジンスキーにはビビリ、依頼を断りました。その「罰!?」で、ラッセルはヌレエフをヴァレンティノにしてしまったのだそうです。(故・淀川長治氏がある雑誌にそうお書きです。)でも、ニジンスキーをあきらめきれなかったラッセルはワンシーン、ニジンスキー(「アンソニー・ダウエル」・英・ロイヤルバレエ)を登場させました。二人の男性ダンサーがタンゴを踊る美しいシーンです...。

※レスリー・キャロンが出演していますが、この人はフランス出身で、ハリウッドで活躍した、女優であり、ダンサーでもあります。フレッド・アステアと共演したりしています。このような配役は、ケン・ラッセル自身が、ダンサーを目指したことがあるからでしょうね。(18歳くらいで、急にダンサーになろうという、無謀なことを考えたらしいのです。当然ムリで、やたら跳躍技だけは得意だったようです...。)

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