プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実
悪い本ではありません。それぞれの文章は、読みやすく、かつ、丁寧な取材に裏打ちされたものです。にもかかわらず、失望しました。僕が求めることについて書かれていないからです。第1に、震災後、官邸、保安院、東京電力、そして、事故現場が混乱していたことは容易に想像がつきます。その原因は、連絡ミスだったのか、保安院の能力不足だったのか、当時の管総理の問題なのかが分からないのです。もちろん、東京電力の取材拒否のため、書きようがないのは同情します。第2に、何故、SPEEDIが活用されなかったのかという点です。この本を読む限り、首相、官房長官だけではなく、政治家を補佐する官邸スタッフが、SPEEDIの存在を知らなかった。また、SPEEDIの有用性を知っていた役人も、その有用性を首相、官房長官にアドバイスしなかったからです。では、何故、SPEEDIの有用性を知っていた役人が、その活用をアドバイスしなかったのでしょう。正直、この本を読んでも分かりません。この部分も、取材協力の壁に阻まれています。保安院は、東京電力と異なり、取材拒否ではありません。でも、納得いく解答は得られてませんでした。もう少し材料を集めた後に出版すべき本だったのではないのでしょうか。
町ぐるみの罠 ~白濁にまみれた肢体~ 上巻 「白濁に堕ちる白墨」 初回限定版 [DVD]
ゲーム自体ヒロイン視点の作品であるため、アニメ版もそれに準じている。
ストーリーはゲーム版の学園〜近親の罠に準じているため、老人施設は出てこないが、
敦子シナリオの中でもエグい話であり、忠実に描かれているため、
ゲームを知らない人でも分かりやすく、ゲーム版のユーザーにも満足の内容だと思います。
勿論作画も良くできています。
生命保険のウラ側 (朝日新書)
著者は大手生保に勤務経験を持つ、保険プランナーである。
生命保険をどう選ぶべきか、かなり極端な(だが、もっともな)意見を開陳する。
これまで多くの生命保険会社は顧客のための保険商品ではなく、
自分たちが売りたい(儲かる)商品を売ってきた。
その手法は、消費者の無知につけこんで、必ずしもベストでない、
あるいは不要な保険を売るというものである。
著者による、保険選びのアドバイスは単純明快で、
「自分で理解できる保険しか選ばない」というものである。
今の多くの保険商品は特約が付加され複雑怪奇な内容なので、
大抵の人にはその内容は把握できていない。
だから、特約なしのシンプルな保険を選べというのだ。
実際に、ネット生保のライフネット生命やSBIアクサ生命には、
シンプルで明快な商品しかない。そういう会社も出てきている。
しかもこれらは大手の「漢字生命」よりも大幅に保険料が安い。
なぜこのような違いが出るのかについては、経費の問題なのだが、
保険会社の内情を詳しく書いてあるので本書で確かめてもらいたい。
著者のお薦めは「定期の死亡保険」一本のみにしろ、というもの。
違和感を覚えるかもしれないが、本書を読んでいけば、
その意味は納得できるものと思う。
まじめの罠 (光文社新書)
やり取りを見たかった:ちょっと読んでみたくなってきました(未読)
加筆:失礼しました。まだ未読ですが真ん中★★★から読んでみて変更します。
★は、消えてしまった批判部分に関して
惜しいなー見たかったなという意味を込めてのものです。
パフォーマンス/青春の罠 [DVD]
ミックの映画出演作としては一番いいかも知れません。ネッドケリーもいいですが、こっちのほうがローリングストーンズのミックって感じがよく出てます。フリージャックなんていう、とほほな映画にはもう出ないでほしいですね。