みなみけ(10) (ヤンマガKCスペシャル)
――確かにこの感想だと、子供っぽ過ぎるかも。
「みなみけ」10巻、今巻でもいつものノリは健在です。若干描き方に変化っぽいものが窺えたのが、読んでいて印象に残りました。コマの大きさにとらわれないコマぶち抜きの人物の全身絵などが、それですね。こういうのも面白いと、個人的には思います。
保坂のアレっぷりが安定として見え、マコちゃんの無知っぷりが安定として見え、カナのフリーダムっぷりが安定として見える――。これが、「キャラが立っている」ということでしょうか。みんな、実にいきいきとしております。でもたまにはおじさんにも、おみやげを持ってくること以外でも出番をあげてやってくださーい。
チアキが鋭いようでボケていて、ハルカがしっかりしているようで子供っぽい。こうした描写のしっかりとしているところが、この作品の見所の1つのように思えます。前巻からほぼ1年ぶりに出た11巻、12巻は出来るだけ早めに頼みたいです。
そんな未来はウソである(2) (KCデラックス)
「目を合わせた人の未来が見える能力」と「他人のどんな嘘でもわかってしまう能力」という、何かの超能力マンガかと思いきや、未来を見る能力は意識するせいで未来が変わってしまいたいした役には立ってない、嘘を見破る能力はただのツッコミ能力と化してしまっている、しかもこの”特殊能力”を持つ2人とも変な具合に世間知らずなので、ボケがボケを呼びツッコミがボケを呼び、そしてこの2人の元にいつの間にか集まった友達たちがそれぞれ妙な個性を発揮しまくるので、なかなかカオス風味な友情&ラブコメの展開になっています。
「みなみけ」も相当カオスですが、こちらはキャラが絞りこまれているので「みなみけ」よりもストーリーについていきやすいと思います。
キャラがかわいいというより、それぞれの行動のアホさ加減が「かわいい」ので、何度も読み返してはニヤニヤしてしまう、変な感じで癖になるマンガですね。
みなみけ 4 (期間限定版) [DVD]
萌え重視で商業主義まるだしな作品が多かった2007年のアニメ業界。
パロディ満載で笑いをとろうするなど愚の骨頂。一度見たら飽きてしまいます。
この作品は、最後まで作画が崩れることなく、癒しという要素を捨てませんでした。
"みなみけ"は今期最高の癒しアニメです。
テンポ良く進み、時間が進むのがあっという間です。
最後の最後が保坂というのも笑えます。
そんな未来はウソである(1) (KCデラックス)
シリアスなのか笑えるのかよくわからなかった(笑)
だがそれが桜庭先生の作品の良いところだと思う
私は世界観に引き込まれたので2巻にも期待します!
そしてアカネが可愛かった!
みなみけ 3 (期間限定版) [DVD]
やはりこの巻の核はほさかでしょうね。登場するたびにエスカレートする妄想、小野さんの妙演もとい熱演により、まったりとした雰囲気の作品の中でひたすら異色を放っている存在になっていますよね。それにしても、ほさかの妄想中の2人の娘たち(かな&ちあき)がすっごく可愛らしい♪
「三姉妹日和」も久々に三姉妹にスポットを絞った内容で、この姉妹の掛け合いだけでもこんなに楽しいんだなと再認識させてくれます。
今回は、映像特典はなく、本編3話のみの収録ですが、ブックレットは全16ページフルカラーで、収録話の解説の他に、今回は春香姉様の大特集。表情集や春香を取り巻く人物相関図、春香演じる佐藤利奈さんのインタビューも4ページに渡って楽しめます。
特典CDのミニドラマも収録各話の補完的内容になっており、今回も面白く本編との繋ぎが絶妙です。そして今回のOP/EDは”Featuring CHIAKI”。勿論、歌い手はみのりん。「経験値上昇中☆」では、千秋のローテンションな(つまり普段の)掛け声が入っており、とても千秋らしいアレンジになっています。曲自体も単体で聴く分には完成度は高いです。しかし、”Featuring CHIAKI”か、と言われると?です。確かにみのりんは歌唱力があります。しかし表現力が固定化してしまっており、、キャラソンが歌えない。もっとキャラソンはキャラソンとして、歌入れには試行錯誤して歌声を作り上げて欲しいです。いちみのりんファンとして、これからのみのりんの成長に期待しています。
いよいよ残すは最終巻のみ。もう一つの南家やふじおかの登場で、最後まで大盛り上がりで魅せるみなみけ。今から楽しみでもあり、淋しくもありますね…。