ベスト・クラシック100 2
ディスク6枚からなる100曲
名曲の名旋律を抜粋して聴くことは、本来のクラシックの鑑賞としては
間違っているかもしれません。
しかし、これはこれで中々よきもので、おかげでまがいなりにも
クラシックの名曲に触れる機会に恵まれました。
音質は素人目(耳)には小気味良く響きましたので、よほど耳が肥えて
いる方ではないかぎりよい買い物かと思います。
僕たちの洋楽ヒット Vol.1 1965~66
1965~66年に日本でヒットした曲集。個人的には、フランス・ギャルやクロード・チアリ、トロッグス、モンキーズ、シーカーズなど良い選曲に脱帽、この当時の録音としては、モノラルありは、仕方がない。マカロニ・ウェスタンの元祖「荒野の用心棒」を入れているあたり、憎いねえ。確かに当時のヒットパレード番組には、サントラ曲が入っていました。そんな事も思い出させてくれるタイムマシーンで、当時の情景が蘇る良い企画と製品。是非買いましょう。欲を言えば、これ以前のVol.0「1960~1965」で、「砂に消えた涙」や「そよ風にのって」なども聴きたかった。僕の洋楽ヒットは、この時代からですもの。
Greatest Hits
’60年代のサザンソウルの雄、”ラストソウルマン”ウィルソンピケット全盛期の曲を編集したベストアルバムである。24曲と彼を知るには充分な内容となっている。 ’60年代のサザンソウルを知るには格好の名盤である。
私にとってウィルソンピケットといえば「ダンス天国(Land of 1000 Dances)」である。偶然この曲をラジオで聴いたとき、曲の乗りのよさ、強烈なシャウト、土臭さ、そして男臭さに驚いた。すぐにタワーレコードに走って片っ端からCD(LP)を買った記憶がある。そして、他の代表曲である「In the MIdnigt Hour」「634−5789」「Funky Broadway」「I’m in Love」も知った。
このアルバムはこういった彼の代表曲は当然、他のレビュアーも触れている通りカバー曲も多く収録されているが、彼の声によって新しい曲と生まれ変わっている。
全盛期を過ぎた彼の作品は(例えば’87年のアルバム「American Soul Man」)、曲も洗練(時代に迎合?)され彼らしくなく、いい作品とはいえなかったが、全盛期の彼は間違いなく、一級品のソウルシンガーであった。
彼は’06年1月に心臓発作で亡くなったそうである。晩年は殆ど活動らしい活動はなかったらしく、現在の音楽シーンでは忘れられた存在だった。しかし、彼の残した名曲「ダンス天国」「In the Midnight Hour」はカバーしたアーティストも多い時代を超えた名曲である。
彼の作品でCD化されていないものに、’74年中野サンプラザでのコンサートの模様を収録した2枚組アルバム「LIVE IN JAPAN(当時BMGビクターから発売)」がある。私はLPは持っているのだが今はレコードプレーヤーがなくカセットテープで聴くしかない。彼の唯一のライブアルバムかもしれないので追悼の意味でも是非CD化して欲しい。
ジェームズ・ブラウン ソウルセッション 1987(1WeekDVD)
ファンクの帝王、ショウビジネス界いちばんの働き者、ジェームス・ブラウン。
彼のライブ映像というだけで価値ある映像である。
やはり音楽はライブに限る!!
その場で作られる音楽・空気感が伝わってくる。
アレサ・フランクリンとの初競演も貴重だ。
Original Album Series
60年代のR&Bのヒットメーカー。
彼の曲は多くのアーチストにカバーされ、「イン・ザ・ミッドナイト・アウー」「ダンス天国」「マーシー・マーシー」「マスタング・サリー」など、今ではスタンダードナンバーとなっている。ロッドステュワートやローリングストーンズなど白人のロックスターにも影響を与えてきた。アトランティックでの貴重なアルバムを5枚まとめて聴くことができる。ドラムスやギターはシンプルだけれどパワフルなボーカルを引き立て、とても味がある作品群で飽きない。