手塚治虫 作品集 ミクロイドS オリジナル・サウンドトラック
手塚治虫先生原作でありながら、虫プロダクションではなく、
東映動画で制作された重厚な社会派ドラマ「ミクロイドS」。
先生の生誕80周年を記念した今年、
本放送以来、初の音楽集CDが発売された。
決定盤とも言える本商品には、
主題歌のテレビサイズバリエーションを網羅。
本邦初公開となる、番組初期タイトル「ミクロイドZ」を
歌い込んだ主題歌をレコード用マスターで収録!。
コロムビアの倉庫に残っていたのはまさに「奇跡!」。
サウンドトラック解説書とはこうあるべし!な、
ブックレットには、特撮・アニメ作品文筆界のエース、
坂井由人氏による作品世界が1分で理解できる
ツボを押さえた作品解説、劇盤の影にこの人あり!、
早川優氏による音楽解説、
「劇伴倶楽部」主催の腹巻猫さんによる、
「三沢郷の音楽とミクロイドS」と題されたコラムは、
今まで語られる事の少なかった三沢先生の生い立ちから、
歩んでこられた音楽人生、晩年までを
代弁者として8ページに渡り熱く語っておられます。
この冊子だけでも充分モトの取れる1枚と言えましょう。
惜しむらくは、ジャケット図版がDVD商品の流用である点。
連動企画による発売のため、仕方ない部分も
あるのだろうが、やはり独自の構成で手にしたかった。
(これは同時発売のジェッターマルスも同様)
なにはともあれ、収録時間74分強に収められた
われら人間対昆虫世界の戦いを彩った旋律を
堪能しようではないか。長生きはするもんだ。
アニメソング史(ヒストリー)II
放送年順に収録されたコンピレーションとしては最高のものです。
アニメを見ていた年代というのは人それぞれだとは思いますが、
だいたい子供のころの10年間ぐらいではないでしょか。
自分が見ていた年代のアニメソングのコンピレーションが欲しい
人ならまず間違いないシリーズです。
40代後半から50代の方ならシリーズの'Tを、40代の方なら
'Uを、30代後半の方なら'Vを、というように選ぶことが出来るのも
良いです。
私が子供の時は今みたいにアニメのジャンルなど意識せずに、
アニメならなんでも見ていたので(ガッチャマンやルパン、あしたの
ジョー、マジンガーZとか)、変にジャンル分けされたアルバムより
も自分にはあっています。
あと、エンディングが収録されているのは思ったよりも良いです。
オープニング曲はテレビのアニメ特番などで聴く機会があっても
エンディングは殆ど聴く機会がないので、聴いてみると
「おお!これこれ、懐かしいなあ・・・」と、
結構な確立で感無量になれます。
放送当時はエンディングもしっかり見ていたから当たり前なのですが
エンディングが収録されているコンピレーションは殆どないので、
ファンにはうれしい限りです。
このアルバムは“放送年代”を選曲のテーマにしているアルバムなので
ロボット作品だけが欲しい人はロボット作品のコンピレーション
アルバムを買えば良いと思いますし、収録アニメの年代も、
アニメ放送が始まった1963年から1981年までなので、当然ですが
1986年に放送が開始されたドラゴンボールや1982年に放送が始まった
マクロス、1995年から放送がはじまったエヴァンゲリオンなどは
収録されていません。
出来れば、シリーズ'W、'X、'Yと続けて1990年代まで網羅する
シリーズとして欲しいものです。
なんにせよ、1981年までのアニメソングは(ほぼ)網羅していて
なお且つエンディングまで収録しているという、アニメファンには
購入しても決して後悔しない、嬉しいアルバムであることは間違いありません。
ミクロイドS DVD-BOX
手塚治虫の名前末尾である虫をテーマにした36年前のヒーロードラマです。原作程ではないが虫側から見た人間達への復習や警告が中心となっていて結構考えさせられます。ミクロイドという小人が人間と共に悩みながらも虫達からの数々の脅威に立ち向かいます。
ミクロイドS(1) (手塚治虫文庫全集)
巨匠、手塚治虫が残し、発表から30年近くたったいまでも今も環境破壊への警鐘を鳴らす昆虫パニックものまんが。米国アリゾナ州の砂漠には、昆虫から進化した知能・技術が人間以上に進んだ文明が隠れていた。そこで奴隷として使われていたのは、体は昆虫サイズだが人間を祖先に持つミクロイド達。ミクロイドのヤンマ、アゲハ、マメゾウと、彼らを助ける落ちこぼれ学生マナブを中心に、日本の存亡をかけた戦いが火ぶたを切る。全編にわたりスリルとサスペンスにあふれ、ストーリー展開が早く、キャラクターも魅力たっぷり、その上メッセージ色も強く、下は小学校高学年くらいから大人まで楽しめるSF超大作だ。
ミクロイドS (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
巨匠、手塚治虫が残し、発表から30年近くたったいまでも今も環境破壊への警鐘を鳴らす昆虫パニックものまんが。米国アリゾナ州の砂漠には、昆虫から進化した知能・技術が人間以上に進んだ文明が隠れていた。そこで奴隷として使われていたのは、体は昆虫サイズだが人間を祖先に持つミクロイド達。ミクロイドのヤンマ、アゲハ、マメゾウと、彼らを助ける落ちこぼれ学生マナブを中心に、日本の存亡をかけた戦いが火ぶたを切る。全編にわたりスリルとサスペンスにあふれ、ストーリー展開が早く、キャラクターも魅力たっぷり、その上メッセージ色も強く、下は小学校高学年くらいから大人まで楽しめるSF超大作だ。