ぼくのくれよん (講談社の創作絵本)
大きな象さんのクレヨンで大胆にお絵かき!周りのみんなを巻き込んで大騒ぎ!!ライオンさんに怒られてもお絵かきしながら逃げていく象さんがとっても可愛いですよ!大きな絵本でキレイな配色で見ていて楽しいのか?娘も楽しんでいます!
めのまどあけろ (福音館の幼児絵本)
さすが谷川俊太郎さん、言葉のリズムがとても楽しい。
長さんの絵も素敵。
大人からは意味のない言葉の羅列のように聞こえますが、子供はこのリズムが大好きです。読んでいるとニコニコ顔で、日頃絵本に親しみのない子供でも、何度でも読んでとせがみます。
1歳半くらいの子から楽しめますので、とてもお薦めです。
キャベツくん (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)
キャベツくん、だいすきです。
大学生のとき、近所の本屋をふらりとしていて、偶然見つけ、あまりのおかしさに即買いしてしまいました。
ブタのブタヤマさんはおなかをいつもすかせていて、キャベツくんを食べようとつけねらっています。
この絵本の物語は、ブタヤマさんの襲撃からのがれようと、キャベツくんが「ぼくを食べたらこうなる!」と、脅しつづける変な筋です。
長新太さんの絵本は、子どもにも大人にもやさしい繰り返しものが多くて、読んでいる人は中盤ぐらいから「どうせまたこうなるんだろうなー」と展開が読めてくるのですが、それでも、心のそこから笑えます。
かなりおすすめです。何度読んでも飽きませんし、ブタヤマさんの「ブキャ!」にはいつも笑ってしまいます。
プラテーロとわたし
ノーベル賞作家J.R.ヒメネスの作品。
理論社版一九六五年翻訳刊行作品の新装版。岩波文庫他でも出ていますが、長新太:絵というのが、みそです。
懐かしいです。
「わたし」を語り手にロバのプラテーロとの日々や、ほんのちょっとした思考が、わかりやすく短い、でも深い文章(詩)で語られていきます。
世界と人生と、生活と日々を良く生きること。それが詰まっています。
震災を結びつけて読まれるでしょうけれど、そうでない日が来ますように。
おしゃべりなたまごやき (日本傑作絵本シリーズ)
このシリーズは新編集されたシリーズで、王さまシリーズの2巻目、旧編集の「王さまばんざい」と収録作品的には同じになります。
この旧編集のものも出回っているのですが、微妙に本のサイズが違うので、揃えるならどちらかに統一した方がいいかも。
1巻目の「ぞうのたまごやき」(旧題「ぼくはおうさま」)の収録作品は、割と長い話が多かったですが、この巻の作品は短編が多く多くが10ページ以内ぐらいで一つの作品が完結します。
5歳の息子に寝る前に読んでやっていますが、一つの話が短いので寝る前の読み聞かせにはちょうどいい長さです。
内容的には、あいかわらずの、わがままで、いばりやで、うそつき、おこりんぼう、卵ばっかり食べているという子供みたいな王さまの話です。
この王さま、なんだかんだいっても根は単純でいい人。
子供と同じレベルだから、子供の心をとらえるんですかねえ。
最後まで読んだら、息子から拍手をいただいちゃいました。
おすすめです。