ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) (新潮文庫)
地中海の覇権を失ったカルタゴは、スペインへと支配地域を広げていった。スペイン進出を主唱し実行したのは、第一次ポエニ戦役のカルタゴ側の英雄ハミニカル。ハンニバルの父であった。
スペインの支配を安定させたハンニバルは、ピレネー山脈を越え、ローヌ河を渡り、アルプスを越えてイタリアに侵攻した。本巻は、ハンニバル戦記と呼ばれる第二次ポエニ戦役を扱うものである。
稀代の戦術家といわれるハンニバルは、戦略にも長けていたようだ。彼の戦術・戦略のために、ローマは連戦連敗を重ね、ローマ連合を構成する都市国家の離反すら招いてしまう。
そのような非常事態にローマ人がどのように立ち向かったか。なぜ、ハンニバルはイタリアでの優勢を保てなかったのか。どうしてカルタゴはハンニバルを孤立させてしまったのか。そんなことに思いを馳せながら無我夢中で読んでいたら、あっという間に読み終わってしまった。
オペラ座の怪人 ロングランキャスト
京都劇場のオペラ座の怪人を見て感激し、すぐに買ったのが今井清隆ファントムのCDでした。さすがに朗々たる歌い方で充分堪能したのですが、ここのカスタマーレビューで山口祐一郎さんのCDがあることを知り、さっそく申し込みました。山口さんが四季にいたことを知らなかったのでCDを聞いてそのすばらしい歌声に驚くとともに今井さんと聞き比べていますが私の好みとしては山口さんの声が好きです。ただ他にも書かれていましたがクリスティーヌの高音がやはり聞きづらいのが惜しいです。
G線上のアリア100%
クラシックファンではなくても、誰でも一度は耳にしたことがある『G線上のアリア』が、オーソドックスな弦楽器での演奏から、荘重なオルガン、軽やかなクラリネット、繊細なフルート、そして、未来感覚のシンセサイザーなどなど、11の味わいを奏でてくれます。甘美で少し悲しげ、それでいて、何とはなしに、優しげなメロディがとても心地よく感じられます。それぞれの楽器、演奏が『アリア』の魅力を十分に引き出しており、『アリア』の持つ多くの表情を私たちに改めて伝えてくれる1枚です。『アリア』ファンの方はもちろん、クラシックに関心がないわけではないのだけれど、ちょっと敷居が高いな、と思っている方にもお勧めの1枚です。
レッド・ドラゴン [DVD]
観客に“恐怖”を感じさせるには、ただ怖いものを目の前に突きつけるだけでは逆効果だ、むしろ死体を直接見せるよりそれを連想させる物を見せるほうが効果が高い、また恐怖を感じている人間を見ることで観客はよりいっそう“恐怖”する、“恐怖”は人を通じて伝染するものだから。そういう意味で今作のショッキングシーンを抑えた演出とエドワード・ノートンの演技は素晴らしい。実は原作を読んで話は知っていたので映画を見るつもりはなかったのだが、グレアムをエドワード・ノートンが演じると聞いて見る気になりました。彼のおかげでレクター博士は過去の2作品よりずっと“怖い”です。(もちろんアンソニー・ホプキンスの演技があってこそだが)
時系列では一番古い話なので前作を見逃した人でも問題!ありません。
(でも先に「羊たちの沈黙」を見ておくとラストで“にやり”とできます)
ところで、次回作が発表されましたがレクター博士の過去の話題だそうです。青年時代のレクター博士をマコーレー・カルキン君(←つい君付けしてしまう)が演じるのだそうで(確定してるのかどうかは不明)
カルキン君も家庭内のゴタゴタで何か「いい感じにやさぐれた美青年」に成長したそうです。
でも、レクター博士は「謎の人物」であり続けてほしい。そう思うのは僕だけでしょうか。
祈り~あなたがいるから
車通勤の帰宅時によく聴きます。
その日あったイヤな事、明日の憂鬱などが
家に着くころには洗い流されている気がします。
落ち着いた気持ちで妻と子供に「ただいま」と言えているので
私には相性が良かったのだと思います。
モードを切り替えたい人にオススメいたします。