八人の湯
モデルの年齢層も 観る側の年齢層も 双方大人ですね
篠山紀信の撮影する深読みするエロティシズム と
個々の女優が持つ女の隠微さが 見事にシンクロしている
直接的に露出してはいないのだが
その場にいたら間違いなく彼女たちを抱いてしまうだろう
と思わせる見事な作品
祭りの準備 [DVD]
竹下景子のヌード目当てで見た作品ですが、実際、とても感動しました。映画脚本家を目指す地元の信用金庫勤務の主人公を取り巻く土佐中村の人々。特に村の中の、性のどろどろした関係の中で苦悶する主人公がとてもうまく描かれています。個人的には、夫が他の女に走り、一人息子を溺愛する母親役の馬渕晴子と覚醒剤中毒で廃人になった隣の娘を追い回すお爺ちゃん役の浜村純が印象的でした。黒木和雄監督に合掌。
角筈(つのはず)にて [VHS]
小さい頃、父親が蒸発。息子が大きくなってから父親と再会するお話です。
悲しくて切なくて、でも前向きになれる作品。
出演者の方々の演技も秀逸ではないかと。特に西田さん!!
小学生の時にテレビで観ましたが、10年近く経った今でも強く印象が残っている名作です。
今度久々にまた観てみたいのでビデオ購入するつもりです。
それ位の価値はあるかと。
ブルークリスマス [DVD]
理不尽も不条理もあったもんじゃあり
ません。物言えば唇寒し。反論はただ
殺されるのみ。これはSFの体裁をまとった、
凍りつくような社会派映画です。
若い世代に見てもらいたいです。
戦前の全体主義の記憶は風化し、
権力に世界の若者が挑んだ政治の
季節の記憶すら無い世代が、時代の
メインストリームになろうとしています。
忘れてはならない、伝えなくてはならない、
倉持氏や岡本監督の思いが充満して
います。
手紙 -殺しへの招待- DVD-BOX
不可思議な手紙から始まる殺人、そして描かれる複雑な人間模様…。夫婦とは、男と女とは、そして人間としての姿勢とは何かを問いかけてくるエロティックで秀逸な内容は一見の価値あり。竹下景子のひたむきさ、初々しさが光る。個人的にはトップ屋のハトリさんが◎。