「なつめ」の流儀 一流の条件、おもてなしの極意
生まれ育った商家を離れ、スナックで働くようになった女性。
その女性が立ち上げた名古屋のスナック「なつめ」のお話です。
一流のスナックがどんなものなのか、よくわからないと思う人もいらっしゃるかもしれませんが、
この本の節々に現れる、日本くさいところがとても気に入りました。
加瀬さんのお母さんは、感謝は言葉だけではなく、形にして表わしなさい
という方です。著者はその影響を受けて生きておられます。
ほか気に入った箇所はここです。*章末のコラムがいいです。
「できる人ならではの「気働き」、「見計らい」、「心尽くし」」(36頁)
「偉くなる人と、偉くなりたい人の違いとは」(50〜51頁)
「お金を使うにしても、「自腹を切る」「身銭を切る」「経費を使う」の三つはそれぞれ違います。」(79頁)
「毎日、三度の食事ごとに言う「いただきます」は、
食材になってくれた生き物、それらを育んでくれた人や大自然へのお礼の言葉です。」(108頁)
いろいろためになりました。感謝。