somewhere Blu-ray <初回限定仕様>
セリフよりは映像が語る作品。このあたりどちらかというとヨーロッパ的。でも映像のほうが雄弁ながらもセリフが極端に少なかったりせずに適度にあるので非常に観やすい。素晴らしいのはその映像が語るジョニーの生活ぶり。クレオが登場するまでのシーンは何もかもが虚しく映るのだけど、クレオが登場するとそれまでが嘘のように一気に華やぎ充実した日々に変わる。その生み出されたギャップが作品の説得力を増す力になっていた。ストーリーだけ大まかに観ておいて、あとは始まれば映像に身を委ねればいいと思う。難しいことはないから。
somewhere <初回限定仕様> [DVD]
フランシス・フォード・コッポラの娘ソフィア4年ぶりの新作は、
ハリウッドセレブ御用達ホテルとして有名な『シャトー・モーマント』を塒(ねぐら)に、
酒池肉林の堕落した生活に身を潰す人気俳優が、
離婚した妻との間に出来た11歳になるひとり娘との束の間の交流を通して、
人間性を取り戻して行くヒューマンドラマで、
彼女自身の幼少期の体験を基にした家族愛を描いた作品です。
本作では、孤独な親子の、心温まる触れ合いが描かれていますが、
親子程も違う、旬を過ぎた中年のハリウッドスターと仕事に忙殺される夫を持つ
孤独な若妻の交際を描いたデビュー作『ロスト・イン・トランスレーション』も
そうであったように、ソフィアの作品の根底をなしているのが、
ファーザー・コンプレックスであることが分かります。
偉大な父も、家族愛をテーマに描いた『ゴッドファーザー』で、
彼女自身を出演させて、娘に対する慈愛を映像に投影させていたように、
この親子は、映画を通して父娘の絆を確認し合っているのでは
ないでしょうか。
ソフィア・ファイル SOFIA・FILE
ソフィアコッポラさんといえば、映画「ヴァージン・スーサイズ」と「ロスト・イン・トランスレーション」を監督したことで有名ですが、この本で監督以外の活動のお話も取り上げられていて、よりソフィアを身近に感じます!
普段の素顔のソフィアも垣間見えますよ♪
またゲストも多彩で、日本の友人からビルマーレイまで映画の裏話を披露してくれたり、何よりソフィアの写真がきれい!!
おしゃれ好きさんにも、うれしい内容です。
ソフィア、センス良すぎです☆
ロスト・イン・トランスレーション オリジナル・サウンドトラック
マイブラのファンは必聴でしょう。映画のサントラには、似合わないサウンドだと思っていたがが、これがなかなか良い。映画の方は、日本にいる外国人の視点から見た、日本を舞台にした作品と言う意味で極めて興味深い映画でもある。サントラだけ聴いても十分楽しい作品だ。「はっぴいえんど」のはまり具合には、唖然とした。