クリスマスには焼き魚にローソクを
何かと弟に美味しいところを全部持って行かれるお兄ちゃん。
お兄ちゃんが体調が悪いと知り心配です。そんな時にこの本が出て
いたことを知り、早速購入致しました。滅多に見ないであろう大きな存在のお父さん。
中川家の特殊過ぎる子育てが書かれています。
まだお若いお二人ですが、生れ育った大阪の風景が、
近所の人々との触れ合いが、銭湯通いのシーンが、読みながら
遥か昔のことと錯覚してしまうほどに、温かくて懐かしい気持に誘われます。
何故か自分の幼かった頃とリンクしてたりと、ただ面白いだけではなく
読み終わった後には以外にも、考えさせられたり、教えられたりと奥が深いです。
又これを読むことによって、当然兄弟の人間形成の軌跡を知る事が出来ます。
弟の礼二さんは分かり易いですが、私は兄の剛さんの事が知れて嬉しいです。
お笑いの世界でも、剛さんは秘かに若い人からの信望が厚いのです。
人の痛みの分かる人だからそれも頷けます。まさに三つ子の魂百までもです。
(そのことがよく分かります。)剛さんの一日も早い回復をお祈り致します。
イントロデューシング
アメリカ統治時代の沖縄から活動を開始し、その後も注目を浴び続けている与世山澄子のデビューアルバム。
山本剛(p),峰厚介(s),中川喜弘(tp),岡田勉(b),村上寛(ds)
といった、現在では大御所とも言われるメンバーをバックに、歌い上げている一枚です。
最近では、TBS系「情熱大陸」でも取り上げられましたね。人気があり続ける彼女の魅力の原点を感じることができます。
ロホホラ
この人の事については今更とやかく言うまでも無く、70年代の日本のフォークシーンに大きく貢献してきた人であることは間違い有りません。
60年代からのキャリアを持ち1968年中頃に関西フォークのムーブメントに加わり幾つかのグループに参加し、中川イサトと組み「律とイサト」名義でアルバムをリリース。その後、渡辺勝も参加していた「アーリータイムスストリングスバンド」や徳武弘文も参加していた「ラストショウ」等々日本の音楽史に残るバンドに在籍していました。
その後は数多く日本のミュージシャン、アーティストのレコーディングやライヴに参加してきたキャリアを持ちます。
で、実は彼のこのソロ・アルバムが2003年に出されていた事を知ったのはつい最近でした。
しかも、ネットで知ったので、この世にネットが無ければまだまだ知らないままでいたかも知れません。
まさに恐るべきネット、ありがたきネット、素晴らしきネットでしょうか。
このネットのおかげでまた素晴らしい音楽に出会えたのですから。
内容の方は、音というか、彼の音楽性(ジャンル?とでも言いましょうか)はもう聴く前から想像出来るもので、あとは、このアルバムの出来栄え次第でした。
でもその少しの不安も、このアルバムの始まり、最初の1曲目の出だしの部分で一瞬にして解消されました。
その彼の人間性みたいなものが滲み出た、ゆったりとした雰囲気に包まれた中にじっくりと聞き込むと、その緊張感を持った彼の歌や演奏が詰め込まれていました。
下手をするとただ単にダラダラとしたルーズな雰囲気になってしまいそうですが、このアルバムにはそうはならない、彼の持ち味がフルに発揮されたものとなっているのではないでしょうか。
バンジョーを弾きながら歌を歌うと言うパターンは日本では非常に珍しい形ですが、アメリカでは60年代から数多くの人がいて中でも有名なのが「Pete Seeger」と言う人がいてますね。
でも本作はその「Pete Seeger」よりは堅苦しくなく、もっともっとソフトで親しみやすく、聴いていてホンワカとして心洗われる雰囲気を漂わせています。
バック陣も彼のそれまでのキャリアから集まってきた腕も名もある素晴らしい人達が、素晴らしい演奏を披露してくれています。
それは決して前にシャシャリ出ることなく、本作の主人公である「村上律」の歌を、演奏をより一層光り輝くものにするために、そっと後ろから何気なくサポートしているのは流石ですね。
これだけの素晴らしいアルバムを作る事が出来る人だけに、もっと早くからソロ・アルバムを多く出していて欲しかったですね。
敦煌 特別版 [DVD]
原作は好きでしたが、公開当初は「角川映画かぁ…」とウンザリ。
たまたま招待券をもらわなければ、行く事はなかったでしょう。
その後、自腹で3回観ました。かなりお金のない時代でした…。
ストーリーについていえば、原作を吹きすさんでいた乾いた風が、
すっかり湿気てしまっていました。ベタベタです。
しかし、もうそんなことはどうでもいいのです。
これは、騎馬戦闘を観る映画です。すごいとしか言い様がありません。
騎馬隊登場の映画の中で、未だにこれを越える迫力の映像には、
残念ながら私はお目にかかっていません。
黒澤作品「影武者」や「乱」の美的な映像とはまた違うのです。
これは映画館でみるべき作品です。
出きるだけ大画面でみるべき作品です。
この映画の西田敏行さんのなんと男前だったことか。
これのために、私は『釣りバカ』が認められません。
私の中の西田さんはこの作品で終わってしまいました。
アクチュール No.21 (キネ旬ムック)
ドラマ等で活躍し始め、ミーハーな私は即ファンになり、書店で見付けた時に欲しいけどどうしようと悩みながら、結果、購入しました。
ちょうど沖縄でドラマの撮影をされてた頃なのでしょうか??
短い髪型が童顔を更に強調してかわいらしくなってますね(*^ω^*)
今秋公開の『ツレうつ』も楽しみです。