松本零士「幻想軌道1999」コンサートライブ
これは1999年9月に行われた松本零士SFアニメ交響楽コンセプトの東京交響楽団による壮大な大交響詩コンサートです.
冒頭から各楽章を繋ぐナレーションは「ハーロックサーガ」の天駈ける乙女ヴリュンヒルデで,新ミレニアム1000年女王の目覚めを期し松本アニメ由縁の戦士たちの演奏会を知り,遠い時空の彼方から馳せ参じたという絶妙な設定.
実際の交響楽は,松本零士原作不滅のSFアニメ7作品から選ばれた序曲やメインテーマ等が高らかに奏でられ,まるでこれらから集められたベスト版とも言える趣と凄さです.
個人的に感動したのは川島和子さんのスキャットで,一部「交響組曲」より素晴らしいと思えるものさえあり,特に「イスカンダル」でスキャットが聴けるのもきわめて珍しく,壮大でステキでした♪
また佐々木功やタケカワユキヒデによるOp/Edや劇中歌は,もう感激そのもので,SFアニメってこんな素晴らしい世界だったのかと再認識でき,ヤマトと999Opは楽章中とラストで2回聞けます!
さらに宮川泰,青木望氏の楽しい話ももう2度と実現しないものでとても貴重で,松本先生も素晴らしい締め括り話でした.
-まさに松本零士SFアニメ交響楽の集大成と言え,これらの音楽ファンは必聴です♪
…なにか行き別れの恋人か親友に再び巡り会って共に新たに歩み始めるような懐かしさを感じ,間違いなくこの2枚組ライブ大コンサートより,勇気と元気の愛を頂きました.
最後にこのような素晴らしい演奏会を実現しCDまで創られた松本先生と出演者の皆様,制作スタッフの方々に,心からありがとう bravo!と感謝したい素晴らしい夢の時間でした☆
幻想軌道
これは1998年9月に開かれた松本零士漫画化生活45周年を記念しての宮川泰指揮,新日本フィル演奏による初の大交響詩コンサートです!
曲目は,松本零士原作不滅のSFアニメ6作品から選ばれた序曲やテーマ,歌等がユニークに奏でられます.ナビゲートは緒方恵美さん.
始まりは「銀河鉄道999」メガロポリス駅からの各方面行き銀河鉄道車掌さんの発車アナウンスから!
壮大な序曲は「ツァラツストラ」と「ヤマト」などのコラボ交叉,白色彗星はパイプオルガン生演奏,「ヤマトより愛を込めて」ピアノ独奏はくだけたジャズ風♪ ヤマト序曲は「イスカンダル」がない分,'99盤より長く,
演奏曲目特色として'99盤に比べ「さらばヤマト」が4曲ほど多く('99盤は白色彗星のみ),逆に「さよなら999」は'98盤には入ってません.
あくまでも私感ですが,「宇宙戦艦ヤマト」交響楽は,'99盤より「交響組曲」に近く,忠実に聴こえ,全体的に'99盤より最初なので落ち着いた堅実な演奏という感じがしました.
MCでは松本氏がヤマトへの思いやクラシックの聴き方,宮川氏がヤマト主題歌作曲の内訳の話などたいへん興味深く,999はスローバラードジャズ調と合唱付主題歌2回♪ ハーロックとエメラルダス歌は初めに共にかっこいい語りが入るなど,サプライズ的内容が盛り盛りと散りばめられています☆
最後に当時の松本先生の創作ロードマップと松本宇宙の統合ビジョンまで語られ,まさにこの初めての集大成大演奏会は,松本アニメ音楽ファン/ヤマトファンにとって輝ける必聴の2枚です♪
幸せな相続と老い支度の教科書
仕事柄相続周りのことにはそれなりに習熟しているのだが、今後の税制改正次第では特に首都圏では一戸建住宅をお持ちであれば直ちに相続税の課税対象となりそうな情勢がせまりつつある。仮に相続税が非課税だとしても、全ての相続発生事象の実に約14%が裁判沙汰になっている(平成20年の家裁相談件数と聞く)ことをご存じない方は多いことだろう。
そういった、相続について何も知らない方にとって本書はその題名通りよき「教科書」となるだろう。
但し、書中で紹介されている「電子遺言」については、個人的にはそのような簡易なやり方の必要性を痛感しているのだが、現時点では何等の法的効力も無いことには注意を要する。
このような書物にとって厄介なのは、毎年の税制改正だ。それ次第で内容が一気に陳腐化してしまう。できることならば、定期的なリニューアルを期待したいところである。かような専門的な書物かつ定期的なリニューアルが必要なものこそ、電子書籍が適していると思うのだが。
HIT SONG MAKERS 栄光のJ-POP伝説 [DVDエディション]
日本の歌謡界の歴史がわかる商品です。知られざるヒット曲の誕生秘話など、ご本人のインタビューを中心にまとめられています。この商品は5人の作曲家の先生を取り上げ、それぞれ独立した内容の筈ですが、何処かで繋がりや関連があって、とても興味深い内容になっております。日本歌謡曲の歴史に関心のある方には最高の資料となします。また作曲家を目指す方には良い参考になると思います。是非Part2の発売をお願いしたいです。
E’S OTHERWISE Vol.9 [DVD]
最後、秘蹟の中(?)で、曳士と戒が激しいバトルを繰り広げる。って言うか、曳士に一方的にやられている戒。
そこに勇基が駆け付ける。戒は勇基に光流を連れて逃げる様に言い、自分は曳士を倒す事に専念する…
この2人の能力者の戦いは大変激しいものなのですが、アニメではイマイチ表現がちゃっちぃ。エフェクトがいまいちなのね、きっと。
ラストなんだから、もっとキチンとやって欲しかったな。
最後の最後も、戒は結局どうなったのよ?!って感じでしたし…煮え切らない。