ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか
今や十二国記シリーズや悪霊シリーズで人気の小野不由美氏の
他ではなかなかみられない日常をかいま見れたような気がします。
作者自身の感性や価値観をのぞかせてもらえます。
昔よくやったゲーム名がたくさん出てきて、ちょっと懐かしいかも
内容は前半はとてもおもしろいのですが、多少尻窄みぎみ。。。
巻末の本巻イラストをかかれた水玉蛍之丞氏とのチャット対談も載って面白いです。
小野不由美氏のファンの方に特にお勧めです。
星を継ぐもの (創元SF文庫)
この作品はハードSFとして紹介されていることもあって、苦手な人は敬遠していると思う。私もそうであったのだが、読んでびっくり、長編SF小説の中でもベスト10級の面白さ。
無駄な部分が無く、一気に読ませる。最後までぐいぐい引っ張る謎と、驚きの解明。
登場人物の魅力もあり、設定や科学的な古さも感じられない。
SF好きで、いえ、全ての読書家の方々へ、まだ読んでない人は損してます。
ゴーストハント FILE1「悪霊がいっぱい!?」 [DVD]
今年の最大な出来事のうちの一つは、ゴーストハントの原作小説がリライト版として復刊したことでしょう!
ということで、GHブームがまたもや到来した私の中では、このアニメ版が引っ掛かってました。
リアルタイムで2回くらい観たけど、イメージがかなり違っていたので観なくなったのですね・・・
そして、復刊を機に改めてちゃんと観てみましたら。
思いがけず面白かった!!!
構成もいいですし、随所にちりばめられるギャグシーンもきちんと押さえてるし
(ジョンの初登場時はかなり笑えました)、絵柄もそんなに悪くない。
ナルはちゃんと美形に描かれてるし(ココ重要!)
麻衣の今時っぽさが良いほうに働いて、ホラーものが苦手な人でも
入りやすいようになってるのは評価すべきところですね。
しかも、主要キャラたち(ナルやリンを除く)の衣装が毎回違うというこだわりようにも
度肝を抜きました!センスはともかくとして・・・(笑)
キャスティングは、ラジオドラマ版があまりにもイメージ通りだったため、
アニメ版でガラリと変わって違和感があるのは否めませんが、まぁ慣れればこれも良し。
しかし、動くGHキャラたちはとても魅力的だ!ちゃんと観ないまま終わらせないで良かったです。
惜しむらくは、このシリーズで絶対に外してはならないナルの秘密の解き明かしがされず
終わったことでしょうかね。これを果たさぬまま終わらせるって、邪道じゃないですかね〜(泣)
コミックスにつけたドラマCDだけじゃなく、アニメでもきちんと終わらせてほしかったです。
とりあえず、全部観ます!面白いことに変わりないので(^^)
十二国記 - 紅蓮の標 黄塵の路 -
大好きな十二国記がゲームになったというので、
何年かぶりに定価でゲームを買いました。
最近、全くゲームをやっていなかったので
「難解なシステムとか、戦闘がタルいのは勘弁だなあ…」
と思いながらゲームを進めてみると………サクサク進んで面白い!
画像云々は置いておくとしても、シナリオの量や分岐、
面白さはかなりのもの。クリアまでの時間も短く、
ストレスを感じさせない爽快な作りでした。
会話の選択肢は別として、RPGとしてやるなら自由度が低く、
ゲームが趣味で何十時間もかけられるという人には、
かなり物足りない内容だとは思いますが、ゲーマーではなく
「十二国記のファン」としてやった私には、この難易度の低さが
ありがたかったです。サクサク進めるからこそ何回もやろうという気に
なりますしね。とりあえず、私は満足できました。
図南の翼 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
十二国記の中で一番好きな作品です。
今回は恭国の珠晶が女王になるまでのお話。
先に「風の万里~」を読んであるとなるほどね、と思えておもしろいです。
12歳とは思えない珠晶の強さと内に抱える熱い思いが伝わってきます。
恭を愛さずにはいられなくなる作品です。