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サンシャイン 2057 最新動画

『サンシャイン 2057』は、2007年のイギリス映画。
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誰かがあそこまで運ばなければならない…

衰えたとはいえ直視することさえ出来ない太陽に対し、
まるでコウモリ傘の陰にでも隠れるかのように、
遮蔽シールドを盾に一か八か太陽に肉薄していく宇宙船…
運ぶのは核兵器一発…太陽の内部で爆発させ、
連鎖反応によりもう一度太陽を生き返らせ…
チャンスはたった一度だけ。

この映画は、故郷の地球に住む人々からは知られることもなく、
太陽にもう一度火を灯すことにより、
命を懸けて未来をつなごうとする8人の男女のハードな物語です。

ところで、この映画の中で一瞬とても気味が悪い瞬間…
ミッション中に消息を絶ったイカルス1号の船内探索する際に
突然映像に表れるサブリミナルイメージ…

セリフには表現されていないが、瞬間的に見える、
既にいないクルーたちの無邪気な笑顔は、
ボクに声もなく語りかけてくる…

「我々はかつてここにいたのだ」

我々人類もいつかそのような声なき言葉を発するしかない、
「かつての存在」となる未来を選択するのだろうか?
そんなことを、映画を見ながら、ふと思った。

無機質な船内に人工的に再現されたシダの群生。
水、空気、ほど良い陽の光…地球環境を再現した
バーチャル映像の部屋。
宇宙では人間は生きられない…

わずかな酸素の増減で数学的に命を左右され、
ひとつの新芽の発芽に喜びを表すクルー…彼らの苦悩を見て、
この地球で生きているという、奇跡的な出来事を、
美しい映像表現の中で強く感じさせられます。

いつも確かにそこにあるのに見つめることのない太陽…
塵によるフィルターを通して見る夕陽でもない限り
まともに太陽を見ることなどできやしない…
でも、この映画はなんだか太陽を見たような気がしてきます。

見つめることのできない太陽が確かなものであるのと同じほど、
人が今ここにいる…というのも確かな出来事。

「カネダ…何が見える…? カネダ…?」
完全に身を晒し、真っ直ぐに太陽を凝視することになる彼は、
かき消える瞬間…本当にあの時に何を見たのだろうか?

詩情感が滲む映像の美しさは、数あるSF映画の中でも秀逸です。
特にクルー全員が、太陽と自分たちの間を
音もなく横切る水星のシルエットを見つめるシーンは
何か心に滲みる。

スターウォーズなどに代表されようなスペースオペラが、
あまり心に響かないような人にはお奨めのハードSFという感じです。 サンシャイン2057<特別編> [DVD] 関連情報

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ダニー・ボイル監督好きなら観て損ない出来。太陽は美しく恐ろしい。原題はSUNSHINE。なぜか邦題には2057がついてます。サンシャイン2057。なぜこんなことをしたのか理解に苦しみます。これだけでアルバトロス?と誤解されそう。真田さんも好演してるのに、タイトル変えただけで、ひどくB級俳優に思われます。金色の宇宙服というデザインは一見の価値あり。後半の展開も監督らしい。 サンシャイン2057 (特別編) [DVD] 関連情報

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真田広之が船長役で出演していることで話題になっていますね。冷静な船長役はよかったし、カッコよかった。中盤あたりで退場しちゃうのが残念だけど存在感は示せたと思います。
 
イカロスという宇宙船そのものの造型も含め、乗組員がメインコンピューターと会話するとか、「2001年宇宙の旅」や「エイリアン」などの傑作SF映画を思い切り意識して作られているのは明らかです。でも、「2001年〜」から離れようとするのではなく、むしろわざと似せてしまうことで、「結末も同じようなのか?」というミスディレクションを誘っているようにも感じました。

クライマックスでは、「2001年〜」が人間の手によってコンピュータを停止させようとするのに対し、この映画では人間が必死にコンピュータを復活させようとする。つまり、物静かで哲学的な雰囲気ではなく、派手なアクション・ミステリー映画なのだ。それもちょっとB級的な雰囲気のある。(笑)
太陽や宇宙の描写は見応え十分でしたし、サブリミナル的な映像効果などを中盤多様して、恐怖感をうまく出していました。 サンシャイン2057 [Blu-ray] 関連情報



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