『愛を読むひと』も字幕・・・ ⇒ http://bit.ly/ixE3Y...
愛を乞うひと ランキング!
ただ虐待されたじゃなく、どうしてそうゆう事を実の娘にしたのかとか知りたかった・・・。絶対人間的な所があるはず・・・と思いながら読んでいたので最後までこの母が謎だった・・・。最後もイマイチわかりずらかったかな・・・。 愛を乞うひと (角川文庫) 関連情報
結局、大原麗子は出演できなかった。大原とは違う女優が主演して、あまり話題にならなかった。大原はすごい熱の入れ方で、この企画を持ち込んだが、2億円準備してくれればといわれ、実現できなかった。映画会社としては、ことわる口実だったらしい。そのころの大原はもう話題を呼ぶ女優ではなかった。もし大原が出演していれば、もっとすごい映画になっていただろうに残念だ。 愛を乞うひと (角川文庫) 関連情報
ただただ黙々と、
母親に捨てられた子供達の日常生活が映し出されていきます。
その静けさが見ているものの胸に染み入るように迫ります。
子供達の、どこかぶ骨で自然な演技がより一層リアリティを感じさせます。
だんだんと母親が家に帰ってこなくなる過程で、
長男は「仕事が長引いているんだよ」と母親を守ります。同時に、自分の中で崩れてはならない支柱を守ります。
僅かに一緒に過ごす時間に皆が嬉しそうに笑ったり、母親の服を売らせない長女のシーンなどがあって、たとえどんな母親であれ、その代わりは他の誰にも努められないことを思い知らされます。
母親、父親、大人達は‘表側’は何も問題がないように見えるでしょう。それを取り繕う術は十分にあるのです。あるいは、それは社会の中で生きるということの一面でもあるかもしれません。
たしかに母親にしても全てを安易に否定は出来ないと思います。色々なしわ寄せの連鎖という見方も出来ます。
しかし、それでも、実際に自分の行動で何がどうなってるのかについて、考えるべき責任が決定的に欠けていることは言わなければなりません。
考えるのは自分の幸せばかりです。
常識めいたことや優しいことも言いますが、自分の都合によるもの、自分の都合の及ぶ範囲だけのものばかりです。
他の人(父親)を言い訳に自分の問題とすり替える、その辺りは如実です。
そして子供達はそれにあらがうことは出来ないのです。
いくら求めても社会の中に子供達の居場所はありません。
否応なく社会から疎外された場所で、兄弟姉妹の繋がりだけを頼りに生きています。
誰も泣き叫んだりしないけれど、心では多大なものを抱えているのがよくわかります。見ていてそれを察せずにはいられません。
そして実際に様々なものが崩壊していっています。
ある種現代的な大人の病、
母親の子供に対する考えとその実際とのギャップ、
平然とした社会の中にある陰をよく捉えた秀作だと思います。
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僕の知る限り、虐待関連の映画で、これほどまでに感動的で、美しい映画はありません。
親が自分を虐待してきた。だから親が心の底から憎い、でもそれと同じくらい親に愛されたい。しかし虐待する親は、虐待をするような人格なのであって、それは誰にも変えることはできない。いくら愛を求めても無理なものは無理。誰も他人に愛を強要することはできない。
それをいかに乗り越えるべきか?あるいは乗り越えるべきではないのか?この問いに一つの答えをそっと優しく示す、そんな映画だと思います。虐待に限らず、親子関係に興味のある方にはぜひお勧めします。
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私は母親から心理的虐待を受けて育ちました。今は親を憎む気持ちと慕う気持ちの両方で揺れています。主人公が「なぜ私を産んだの?」という台詞が胸に迫りました・・ 愛をこうひと (創美社コミック文庫) 関連情報