今夜、ミスターで (ドラコミックス)
表紙の二人、メインはすっごい天然というか恋愛に疎いノンケ×ゲイバーで働くゲイ の話。
幼馴染がずっと一緒にいて、うっかりずっといたらその人に恋をしていた・・・・
なんて友達から恋愛に発展するのと同じような感覚なわけだが、どうもこの話の場合、
よくある、過去のはなし(昔の頃の事など)を小出し小出し「していない」のがミソである。
いや、たまーーーに出てきているのだがその場面を崩していないというか、重点して置いているのが
「今」の恭平とチカを描いているので、過去の二人、幼い頃の二人が今の恋愛をしているという点において
全く、いやほとんど邪魔をしていない、というのがすごいと思ったのである。
つまり「昔はああだったのに」とか「昔の思い出」とかがあまり今の話の邪魔になっていないのである。
それ故に、読んだ時に「今の恭平とチカの恋愛話」っていうのがしっかり読めて、なんだか読み応えを感じる。
いや、実際ページ数的にも読み応えはあるのだが。
あとは一番好みだったのは「さよならミスター」が好みであった。
個人的には限定版の冊子で補完した感があるので、オススメは限定版の小冊子付きを買う事をオススメする。
今夜はトーク・ハード [VHS]
クリスチャン・スレーターは内気な高校生とFMの海賊放送のDJを演じている。相反するキャラクターであるが、彼に演技の迷いは感じられない。いつしか内面を素直に表現することにより、二面性がDJ"ハード・ハリー一色に変貌していく。この作品を陳腐な学園ムービーと侮ってはいけない。ラストにDJは叫ぶ、「地球が治癒を待ち焦がれている。森の木でさえ。地球そのものがそう叫んでいる。俺と同じように治癒を熱望している」1991年の作品であるが、この時代以上に現代人は治癒が必要になってきている。
今夜、すベてのバーで (講談社文庫)
酒飲みの、酒飲みによる、酒飲みのための小説です。OSAKE小説。
小説の読み方としては漠然と心の向くままに、とか作家の意図を汲みながら、などありますが
やはり大切なのはそれなりに自分なりの解釈です。
「人間は常に何かに酔って(依って)いたいのだ」というのがこの物語の自己流解釈です。
アルコールはもちろん、危ない葉っぱ、ヒーローになった自分、可哀想な境遇、不幸な過去、
輝かしい未来、孤独、容姿、上流階級的なステータス、懐かしい思い出、恋愛、宗教、
エトセトラ、エトセトラ。
それらはいとも簡単に僕たちを「いい気持ち」にさせてくれます。現実的な困難から逸脱し、
一時的な桃源郷に瞬間移動出来るとっても便利な「陶酔」!!
下らない、とは言えません。しかし酔いはいつかは醒めるもの。人生にとって本当に
必要なのは「陶酔」か、「覚醒」か。この小説の主人公小島容は最終的にどちらを選択
したのか。そういう視点で読むと面白いかも知れないです。
今日、あなたの妻が浮気します。日帰り温泉旅行 25歳~あさみの場合 [DVD]
美人の素人妻という設定で、初々しくてなかなか良い。抜きところは3回。出発時の車の中、風呂場、ホテル。まずまずの出来だと思う。
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 8 絶対に笑ってはいけない高校(ハイスクール)+名作&トーク集 [DVD]
ついに出ます。「笑ってはいけないシリーズ」現時点での最高傑作です。前作の湯河原も傑作には違いないのですが、構図的にやっぱり罰を受けるのは、可愛そうですが、松ちゃんのほうが面白い絵が沢山見れます。ココリコ、山崎も当然。どS芸人の浜ちゃんはやっぱり受けるより与えるほうがこれまた面白いですね。やっぱりこの構図が最高に面白いと思いますよ。
今回の見所は中盤の「英語ビデオ」のお兄さん。そして後半の板尾の嫁。とにかくこの二つを観るだけで充分元はとれます。
ビデオは擦り切れるほど見ました。まさに永久保存版、ダウンタウンファンなら当然、そうでない人も、大爆笑したいなら、まずこれを見ましょう。年末の大笑いはこれで決定です!!!