ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(1枚組)
もはや1作目を観た時のワクワク感は薄れてきましたが、原作を読んで無くても楽しめるのがいい。そして、今回もイギリス俳優陣の豪華共演が楽しめます。特に今回はイメルダ・スタウントンが光っていました。彼女の怪演無しではこの映画は成功しなかったと言っても過言じゃないかも。
作品ごとに監督が交代し、それぞれが持ち味を発揮しているので観ているこちらを飽きさせないというのもある。「エイリアン」シリーズがいい例ですね。
前作は、恋愛映画が得意なマイク・ニューウェルが青春映画っぽく作っていたのが印象的でした。今回は、TV界で活躍のデビッド・イェーツという監督が担当とのことです。
じっくりとドラマを撮るタイプらしく、SFXが少なめで派手さに欠けると言うのはあるかもしれませんが、大人が観るにはちょうどいい監督だと思います。
また明らかに、本作がターニング・ポイントなんでしょう。クリス・コロンバス(1・2作)のゆるめの演出が、楽しかったと思えるほど、本作はハードでダーク。子供時代の楽しい日々は終わり、ヴォルデモートとの最終戦に向けてハリーは大人になってゆきます。