恋する惑星 [DVD]
全く異なる二つの恋愛ストーリーで構成されており、前半のひたすらパイナップル缶を食べまくる金城武もそれなりに良いですが、何と言っても秀逸なのは後半のフェイ・ウォンです。現実には絶対いそうにない、一歩間違えたらストーカーみたいな娘を演じているのですが、不思議とそのピュアな気持ちが見る者に伝わってきて、意味もなく自分でも恋したくなってしまう、そんな魅力に溢れています。
独特のカメラワークと編集に注目が集まる王家衛ですが、音楽のセンスも最高です。この映画でも、フェイ・ウォンの「夢中人」やママス&パパスの「夢のカリフォルニア」が非常に印象的に使われています。
とにかく、べたべたな恋愛映画に食傷気味な人ほど見てもらいたい、そんなさらっとした恋愛映画です。
天使の涙 [DVD]
揺らめく光と影。ほんの少しだけ瞬き消えてゆく儚さ。そんな想いがこの映画の中にうつろう。金城武はとても愛らしく、カレン・モクは微笑ましくて悲しく、ミシェル・リーは切なくて儚く、本当に美しい。この映画に分析はいらない。思考の触手を伸ばすほど、この映像に淡く、優しくきらめく心のさざめきはその姿を隠してしまう。”この瞬間は・・・永遠だった”その言葉とともに空へとけてゆく想いは、天使の微笑みのように優しく、永遠にフィルムに刻まれ、幸福のありかを教えてくれた。
ウォン・カーウァイ DVDコレクション デジタル・リマスター版
実はBOXは最初、買う予定ではありませんでした。収録作品は各々持っているし、金銭的にもキツイのでデジタル・リマスタ‐版なら恋する惑星だけ買おうかな‥と。ところが!DVDBOXだけの特典が素晴らしく、悩んだあげく‥ポチッと押しちゃいました(苦笑)今も悩んでいる方がいたとしたら、こっちの水は‥もっと甘いよ〜
地球人になった金星人オムネク・オネク アセンションした星からのメッセージ (超知ライブラリー)
「私はアセンションした惑星から来た」で金星人オムネク・オネクさんを初めて知って、とても新鮮な驚きをもって受け止めましたが、子供時代以降のことは簡単にしか触れられていなかったので、それ以降のことが本書に詳しく書かれていました。
人によって受け止め方は違うのだろうなと思いますが、私はオムネクさんは、このように自分のつらい思いとか、迷いとか、失敗とかを正直に何も包み隠すことなく書くことで、ご本人は意識してないのかもしれませんが、金星で学んだ教えをこの地球という厳しい環境で生きていくために、どう応用したらいいのかを、教えてくれていると思いました。
表面だけとらえていては、ふつうに人間っぽいというか、地球人っぽいと思われるのでしょうけれど、私は、深いなあと感じるところがとても多くて、こういう示し方ができるのは、やっぱり金星人なのだろうなって感じました。
なんていうか、伝わってくるんです。言葉とかの立派な教えじゃなくて、彼女の本当の魂みたいなものが
やっぱりすごいなって思いました