ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト
アクションRPGでも無い限り、あまりRPGをやらない僕ですが、
このゲームは純粋に楽しめました。
FFシリーズ自体あまりやってないので、
比べる対象も浮かびませんが、FFシリーズの古くからのファンには、
また違う見え方がするのかな?と思うゲームです。
時々物語の時系列が急に切り替わって「?」っとなる場面もあり困惑ましたが、
後々考えてみると「あ〜そうか、なるほどな」と納得できるのが面白いと思いましたw
FFをあまりやらない僕はこのゲーム内の世界の概念みたいなものが把握しずらかったのですが、
難しく考えず登場人物の気持ちや言葉に、素直に耳を傾けるだけでゆっくりでも理解出来、十分に楽しかったです。
そういう意味では、任天堂DSというハードで発売するにふさわしい、
「万人が楽しめる内容」に仕上がってるんじゃないかなぁと思いました。
全体的な評価で星が一つ減ってしまうのは、
折角ならマルチプレイ自体をWi-Fi対応にしてほしかったなぁという理由です。
マルチプレイ自体、マップやシステムを除いて本編とは独立して出来ているので、
Wi-Fiで遠く離れた人と一緒に遊べたらもっと長く遊べそうだなと思いちょっと惜しく感じます。
本編、マルチプレイ共にやり込み要素も詰まっているので、
贅沢な希望になってしまうのかも知れませんが…。
でもやっぱり、DSというハードでここまでの事が出来るんだなと驚かされた部分も多々あるので、
買って損は無いどころか、とても面白いゲームでした。
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム 公式コンプリートガイド (SE-MOOK)
ゲームを進行する際、やはり必要不可欠だと思います。
こちらの攻略本は図解入りで分かりやすく、細かくかつ絵も綺麗なのでとても役に立ちました。
おすすめです。
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー
良かった点。
・近代科学と古典的ファンタジーが融和した世界観
・魅力的なキャラクター
・モーグリが可愛すぎる
・ヒロイックな物語を意識しながらもリアリティを見失わない、奥行きあるストーリー
・プレイヤー発の驚きや発見を誘導する細やかな仕掛け
・Wiiリモコンの仕様と合致した斬新な操作性
・エンターテイメント性を意識した丁寧な作り込み
●これまでになかった、新しいゲームの形を創り出そうとした制作側の気概(成否は置いといて)
良くなかった点。
・ゲームシステムが独特なので、操作を熟知する為には「最低でも」説明書は全部読んでおいた方がいいです(チュートリアルが不親切)
・地図が無い(親切なガイド機能はある)
・NPCの所作が多様で愉快なのに、話かけられないもどかしさ
・せっかく良い素材を持っているのに、箱庭(街部分)に強い独自性を見出せない
人によってはどちらにも転がりそうな点。
・随所に盛り込まれたユニークだが脱力系のテキスト
・あくまでストーリー主導。細かい背景や詳細は語らない
・あくまでアクションゲーム。難易度はプレイヤーのゴール地点設定次第(クリア自体は比較的容易)
・ヒーローになりきって、探って、楽しむ、「遊ぶ」事への主体性が求められる(プレイ、ヒーロー)
・製作側の趣向がそのままゲーム内容に反映されている(媚がない)
本作の制作指揮を執り初代FFの開発にも携わった河津氏曰く、FFはプレイを通してドラマを感じてもらうゲーム、とのことです。
また、いまやRPGの代名詞とも言えるFFシリーズと敢えて対比させ、ジャンルに囚われない柔軟性を持って生まれたのがFFCCシリーズです。
私もシリーズタイトルを冠する意味は重大だと思いますが、個別のソフト内容はそれぞれ異なって然るべきだとも感じます。
作品の創作行為が、過去作品の模倣や焼き増しのままであるはずがないでしょうから。
だから、挑戦的で若々しい活気に満ち溢れた本作も、先入観に囚われず、多くの人に楽しんでもらいたいですね。
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル4コママンガ劇場
面白いです。結構、何度も「ぷっ」となりました。
ゲームをある程度プレイした人なら、それなりに楽しめるはずです。私はかなり楽しめました。
描いている人全員のメッセージが載せられていて、「ああ、これほどCCを愛して描いてくれているんだな…」というのが伝わってきて一ファンとして嬉しかったです。
ただ、少し不満なのは、掲載人に初心者としか思えない絵柄の方が混ざっていたこと。
(少し失礼でしょうか? いえ、でも真実です)
あと、どうして壱河先生は表紙とメッセージだけなんでしょう。なんだか残念。
でもまあ、これはさほど問題にする気はありません。
連載を頑張ってくださっていましたから。
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム(特典なし)
前作の出来が良かったので購入しました。
種族ごとの特色が少なくなった分
マップの造りや敵の動きが練りこまれています。
オブジェクトの多いマップで戦闘すると処理落ちするのが気になりましたが
全体的な処理速度は速めです。
ストーリーは温かい雰囲気を要所要所で切なく締め、
住民とのコミカルな会話も健在。
派手な演出や新しいシステムでひきつけるタイプではなく
手堅く作りこんだ小粒の良作ですね。