告白
悲しい仮説をひとつ。「若いから名曲を書ける」。
若さの特権は何か。枚挙にいとまないが、代表的なものが「体力がある」。創作に粘り腰で臨める。「疲れた。本当はこのギターのフレーズをもう少し何とかしたいけど、もういいや。早く家に帰って風呂に入って、ビールでも飲んで・・・」ってなことになる可能性が少ない。あるいは、超絶ギターや、雷鳴ドラミングや、ボディーブロー・ベースと言った、フィジカル・アスペクトで勝負する要素では、圧倒的に勝利を収めることになる。
次。感受性が良い意味で未発達。少々の刺激で感度は沸点に達する。ヒリヒリ、ザラザラといった感触を素直に表現しやすい。痛痒い感覚、切ない感情を、リアルに他者に届けることが出来る。経験値の上がってしまったおっさんやおばはんからすると、「何を面倒くさいこと言うとんねん。人生おもろかったらそれでええねん」で済まされてしまう。
経験値は「上がってしまった」のだ。それは明らかに悲劇なのだ。人生をスムーズに送ることの出来る能力と引き換えに失ってしまった純度の高い感受性。スガシカオの「黄金の月」ではないが、純粋さを失っても、人はそれなりに、何とかつじつまを合わせながら生きていくのだ。でも、何度も言うが、純粋さを失うことは非常に悲しいことだ。
それだから、若く、ピュアで、才能に恵まれたチャットモンチーに嫉妬すら覚える。期待以上のメジャー3作目を出したから余計にそう思う。君たちは若さと言う、何にも変えがたい特権を謳歌してるとしか言いようがない。
ヒリヒリ、ザラザラ。かつてくるりが描いた世界観に、もしかしたら似ているのかもしれない。永遠の童貞岸田の向こうを張る、永遠の処女3人娘。生活の中のたわいもない風景を詩でからめ取り、胸をえぐるようなメロディーを紡ぎ出す、橋本、福岡、高橋。
「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」「海から出た魚」「染まるよ」「余談」「Last Love Letter」・・・。齢さほど重ねておらぬガールズによる楽曲群は何の留保も無く素晴らしい。悲しい仮説は、信じるに値すると我密かに思うが、どうか。私のようなおっさん、そして、あなたのようなおばちゃまは、チャットモンチーの曲を聴いて悲しくなって、若さを羨ましがって、昔を懐かしんで、失われたピュアネスを思って、深い喪失感を覚えるがいい。時には、心の底から「負けた!」と思うことも必要だと思う。それでこそ、謙虚で賢明になれるんだ。
もう怖くないめまいの診かた、帰し方―致死的疾患の見逃しを防ぎ、一歩進んだ診断と治療を行うために (レジデントノート別冊 救急・ERノート 1)
レジデントだけでなく耳鼻科でめまいを担当されている医師におすすめです。
見やすくて、見ていて楽しい本です。
コストパフォーマンスの高い本です。
ベスト・オブ・ベスト バロック名曲[全84曲]
バロック音楽を聴くようになって35年以上になります。ほとんどの曲がダブることを承知で買ったのですが、同じ曲でも演奏家によって表情を大きく変えるのがクラシック音楽の楽しみであり、言葉は悪いですがある種の「博打」でもあります。延原武春さん、豊田耕児さん、松本美和子さんといった日本の演奏家が聴けるのが、このCDを選んだ最大の理由ですが、今度の「博打」は当たりました。馴染み深い曲にもう一度触れたいと思う方、またバロック音楽にあまり親しみを感じていなかった方、どちらにもお勧めです。松本美和子さんが歌うヘンデルのアリア(オンブラ・マイ・フ、私を泣かせてください:間宮芳夫編曲)は見事だと感じました。皆さんが持つ音楽への「思い入れ」に応えてくれるアルバムだと思います。
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