デメント オフィシャル コンプリートガイド (カプコンオフィシャルブックス)
シナリオ解説やキャラ解説、ステージの謎解説も完全網羅!と言って良いでしょう。
僕はこのゲームに対して、謎がやたら難しいと思いました。数学は得意なんですが、それは関係なく、頭の柔らかさが問われる謎だと思います。頭が柔らかい人は、「なんだそんな事か」とか言いながら謎を解いていってるんですが、カタい人はどうも解けませんね。それに解いている時に追跡者がやたら現れるんですわ。僕も謎は苦手でした。
この本は謎が苦手な人にオススメです。でも出来るだけ自分の力で解いて下さい。それでも解けなかったときは攻略本をチラっと見ます。フィオナのスカートの中もチラっと見たいところですが、それはおいといて、攻略本を見てみて下さい。少し見たらまた閉じて、謎を考えてみる。こういう風に進めていけば面白いです。
このゲームはシナリオが分からない部分が多いので、クリアした後に復習として攻略本を広げてみるのも良いかもしれません。謎の解き方は結構忘れてしまうことがあるので、クリアした後でも結構使える本だと思います。
不気味な城に閉じ込められた美少女フィオナをあなたの手で救ってください!
DEMENTO 公式ガイドブック
CAPCOM版と比較しても、例えば練成のデータ確立の一覧が載っているあたり、流石はファミ通と言えるかもしれません。
細かいです。ただ高い。データやグラフィックの量なんか見てもちょっとなぁ。攻略本以外のこの手の本の値段ですね。これは。
アイテムの入手方法などは、それぞれの版で違うことが書いてある項目もあり、どちらが正しいのかはプレイヤーのみ知りうるってとこです。私がPLAYした限りでは、CAPCOM版では確認できていますが、ファミ通版では未確認。
隠し要素やプレートトレードなどの逆引きは本書の方が引きやすいですが、設定資料的な面白さはやはりCAPCOM版の方が上かも。
デメント カプコレ
いつ見つかるか・見つかったらどこに隠れるか・撃退できるようなアイテムは持っているか、など、城内探索中の緊張感は素晴らしいです。
1周やってコツを掴むまでは、何度もヒロインを死なす事になるだろうと思います。
走ったり大きな音を立てたりしなくても追跡者と遭遇することがあるので、2周目も適度な緊張感を保ちつつプレイできるのが良かったです。
探索可能領域が少ないストーリー後半は、その分追跡者に見つかりやすいので、やや大雑把な感じがして残念でした。
もう少し後半の舞台が広ければ何も言う事はありませんでした。
ストーリー自体はあまり気持ちいいものではないので、その辺は覚悟が必要だと思います。
デメント
追跡者からいかに逃げるか、それが全編にわたって課題となるゲームですが、その場で敵をその時々で抹殺できないもどかしさも手伝って、今まで経験できなかった追われる恐怖を演出しています。追跡者は場所を問わず追ってきます!
その恐怖を和らげる唯一の存在が犬のヒューイ。この犬との信頼関係がプレイに非常に大きな影響を与えます。この狂気渦巻く世界では「本当に」心の支えなのです。この安堵感を表現できたこともデメントの売りのひとつではないでしょうか。
視点固定のせいで、人にもよりますが方向感覚が随分惑わされるので、広い城の中の探索に慣れるまで時間がかかるかもしれません。おかげで3D酔いとは無縁のゲームですが、それが状況判断能力を狭めプレイヤーの緊張感を高めています。状況判断を補うのが「音」ですが、通常のゲーム以上にゲームの音量が重要と感じました。こういうゲームでは当たり前かもしれませんが、敵の接近音等の認識が非常に重要なので、プレイする時はできるだけ外部の音がストレスにならないような状況を準備することを強くおすすめします。
CGや物語内でも主人公はかなり艶かしい色づけをされてる印象です。18歳以上対象ゲームと割りきり、歪み陰湿な展開の中でエロスを表現した作品としてPS2では画期的かもしれません(もちろん卑猥な描写や表現はないのでご安心を)。主人公のモーションや、おまけの追加コスチュームがそれらに拍車をかけているとも言えるでしょう。
男性よりも女性の方がより恐怖を満喫できる作品かもしれません。ゲーム自体はかなりの秀作ですが非常に「怖い」です。その手のゲームが好きな人は是非購入を。怖いのがダメな人は間違っても買わないように。