The Definitive Guide to SQLite (Expert's Voice in Open Source)
iOSでSQLiteを使用する上での知識を得るために購入しました。
率直なところ、iOSについての記述は浅く、しかもXcodeのバージョンが
古かったため、思ったほどの情報を得ることはできませんでした。C言語以外に
ついての記述が浅く、もう少し掘り下げてあると良かったです。おそらく
C言語ユーザの視点からすると星4つになると思います(C言語に関する
部分はやや流し読みしたので断定はできませんが)。
ただ、SQLiteの仕組み、フリーかつ単一ファイルのデータベースにも
関わらず、非常に高機能であることは理解できました。SQLiteについては
日本語の書籍がほとんどなく、SQLite単体での仕様理解をするには
悪くない書籍だと思います。
掲載されているSQLのサンプルはSQLを使った開発経験が2年くらいあれば、
簡単に理解することが可能です。
iPhoneアプリ×Webサイト開発入門 Objective-C/iPhoneSDK、 HTML/CSS/JavaScriptによる最適プログラミング
取り扱い内容がとても幅広く、既存のサイトをiPhone向けにするものから、
HTML5のCanvasやWebDatabase、Web画面をiPhone風にするライブラのiUI、Dashcodeによるマッシュアップ、
以下ネイティブアプリ用:objective-c、Xcode、InterfaceBuilder、SQLiteアクセス、CoreData、Quartz2D、Core Animation、OpenGL etc。。。
と、個別には内容は浅いものの、よくもこんなにまとめたなと関心してしまう。
広く浅く、手っ取り早くiPhone上の技術を網羅的に確認するには最適の本。
もし、
*iPhone対応のWebサイトを作るだけなら
→HTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイト iPhone/iPad/iPod touch対応
という本を
*WebアプリをネイティブアプリみたいにしてAppStoreに登録したいなら
→iPhoneアプリケーション開発ガイド ―HTML+CSS+JavaScript による開発手法
という本を
*HTML5を駆使したWebアプリを作りたいなら
→スマートフォンのためのHTML5アプリケーション開発ガイド―iPhone/iPad/Android対応
という本を選ぶ事になると思われる。
以下は、自分のための比較まとめです。参考になれば。。。
→Phoneアプリ×Webサイト開発入門(本書)
WebDatabase、iUI、Canvas
→iPhoneアプリケーション開発ガイド(HTML+CSS+JavaScript による開発手法)
WebStorage、JQTouch、PhoneGap、ApplicationCache
→スマートフォンのためのHTML5アプリケーション開発ガイド
WebStorage、WebDatabase、File API、ApplicationCache、Canvas
AndroidSDK開発のレシピ―104個のレシピで学ぶAndroidアプリ開発の極意
記載されているサンプルもよく分からず、購入してからしばらく放置していたのですが、
別の本でひと通りAndroidの基礎を理解すると、途端にこの本が役に立ってきます。
逆に言えば、「Javaって何?」という人や、
ぱぱっとAndroidで簡単な動作サンプルを自作できない人には、この本は早過ぎます。
(この本が「入門書を読み終えた人向けである」というのは、著者も本の初めに書かれています)
この本は単機能のサンプル集です。
「あの機能を付け加えたいんだけど、どうしたらいいんだっけ…」というときに、
必要に応じて必要な箇所だけ参照すれば良い本です。
頭からみっちりこなしていくような学習書ではありません。
SDKのサンプルよりも粒度は細かいので、辞書がわりに使えて便利です。
必要に応じて自分のスケルトンを増やしていき、
あとはこの本を見ながら必要な機能を実装していくようにする…といいんじゃないでしょうか。
SQLite入門 第2版
コマンドがサンプルのデータを使って記述してあるので、実際にSQLiteコマンドを
実行して確認できます。SQLコマンドについても書いてあるのでこの一冊である程度の
理解ができます。文字に小さい目のFontを使っているのがちょっと気になりますが、
入門書としてはいいのではないでしょうか。