Very Best of Michael Schenker (Guitar Recorded Versions)
キャプテン・ネモが弾きたかったんで買いました。日本の楽譜は、イマイチ音程がおかしかったのですが
これは、バッチリです。完コピできました。しかも安いし。いい買い物でした。
マイナスワンCD付 マイケルシェンカー ギターカラオケ 不滅の名曲をカラオケCDとTAB譜で完璧マスター (BEST HIT ARTISTS GUITAR HERO COLLECTION)
譜面は他社同様あまり正確では無い気がしますが、カラオケCDはキボードが歌メロをなぞるので、一人で練習する時は便利です。正確な譜面を探すより、自分の耳を鍛えましょう。
Michael Schenker Group
ボーナスのデモ・トラックがこのリ・イッシュー盤の目玉でしょう。
デモ・トラックは、従来から海賊版で広くマニアに知られた音源です。メンバーが豪華。ビリー・シーン(b:MR.BIG)、デニー・カーマッシ(d:元ホワイトスネイク)が参加しています。しかし、彼らはあくまで「普通の」プレイです。超絶技巧は聴くことができません。(そういう趣旨でのデモではないですから)。曲も「普通」です。むしろ退屈な部類かもしれません。このデモを聴く限りにおいて、まさかこんな名作が誕生するとは、想像できません。
このデモの価値は、参加ミュージシャンにあるわけでもなく、楽曲の質でもなく、名作誕生のプロセスを目の当たりにできる点にあるのだと思います。そこのところの価値に、★×5を付けます。
さて、本編の素晴らしさは語りつくされています。個人的なキラー・チューンは「LOST HORIZONS」。8分の7拍子という一風変わったリズムに重々しいメロディーが乗り、陰鬱なマイケルのギター・ソロが泣きまくります。一般的には「ARMED AND READY」とか「CRY FOR THE NATIONS」や「INTO THE ARENA」あたりが名曲の誉れ高いわけですが、僕としては「LOST〜」を推挙したいです。
プロデューサーはロジャー・グローヴァー(DEEP PURPLE、RAINBOW)。彼の生涯一の名作との位置づけも。