ヒンデンブルク炎上〈下〉 (新潮文庫)
上巻のレビューの方にも書かせていただきましたが事件の真相を紐解く推理ものとしてはいまいちです。新しい事実、証拠が出てきたわけでもないみたいですし。
この事件はどんな事件だったのか、そしてヒンデンブルク号操舵手を中心とした当時の人がこの事件をどう捉えたのか。
そのあたりは詳細に描かれているので時代の空気を感じるという面ではお勧めできると思います。
ヒンデンブルク炎上〈上〉 (新潮文庫)
ヒンデンブルク炎上の真相を探るサスペンスものを期待していたのですがそれをメインに書かれてはおらず、少々期待はずれでした。
ヒンデンブルク号の操舵手である、作者の父親の半生記と呼ぶのがしっくり来ると思います。サスペンスではなく飛行船のある時代の空気を感じたいという人にはお勧めします。
Biochemistry
Biochemistry/Voetは、日本語訳も出版されていますが、平易な英語で書かれており、英語の苦手な私でも問題なく扱えました。 美しい図表が印象的なこの書、私は、読み進めるというよりも、必要な箇所を参照するものとして、利用しています。