火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)
切ない、目頭が熱くなる、そして心臓が高鳴る…
天平の時代に、「金」が発見されたために中央(朝廷)の侵略をうけた蝦夷。
蝦夷を人以下の獣とみなして、追い詰めていく朝廷。
蝦夷の心を守るために、立ちあがった若きアテルイたち…
そんな柄ではないのですが、久しぶりに心が震え、不覚にも電車の中で涙を
流してしまいました。
是非、読んでみてください。自分の中に眠っていた熱い心が蘇ります。
NHK大河ドラマ 炎立つ 完全版 第二巻 [DVD]
この大河ドラマ炎立つは特にこの巻の第2部を死に物狂いで見て何度もビデオ録画で見ました。借金取りを呼び寄せる親戚(叔母、呼称化け物、通称ジャガイモ)からの脅威や怒りから主人公清衡の生き様に感動し共感したのです。
敵(かたき)の養子として育ち、妻や子を敵の子家衡に殺されても最後に勝つその生きざまに、そして浄土思想から皆を弔い「中尊寺金色堂」(黄金の国ジパングとはこの中尊寺を指していると思うのです)を立てた徳川家康以上の苦労人、そしてそこから立ち上がった偉人中の偉人だと思うのです。
見ている間・・・
弟家衡に律令で罪(年貢を倍増すること)をどさくさにつけた時「でました!ライダーキック(村上さんはスカイライダーでした)ならぬ「智謀ビーム!」」
と自分がやったように喜んだのです。(家衡は清衡様に罪をなすりつけようとしていたのですが逆に自分がつけられたのです)
借金取り来襲で夜逃げ寸前になったとき猛烈に勇気づけられたのです。
さらに凄いのは今でも11000円位の高値で売られていることです。いかに人気があるかを証明づけることだと思います。
去年は中尊寺や清衡様はあの東日本大震災で東北の方の心の支えだと思います。
1万を超しても(レンタルDVDはあるのですが(ちなみに部屋でどこに行ったか分からずこれを中古だと安いだろうと思ったのですが驚異的な金額に驚きました。1円か100円くらいだと思ったのです。仰天しました。))買う価値はあると思います。ライナーノート(解説)や特典などが心にしみわたると思います。生活保護受給なので買えませんが買える人はうらやましいと思います。
ただやはりそれでも買うでしょうね・・・特に東北地方の方は・・・
新・光の12日間―5次元へのシフト (5次元文庫)
アセンションに関する彼の著書や別の方の著書を数冊読んでますが、
ここまで具体的に12日間の日々を綴ったものはないのではないでしょうか。
当然半信半疑ではあるものの、それだけでも一読の価値はあると思います。
12日間の人類に起きる精神的肉体的変化を
1日目、2日目・・・12日目というように事細かく記しています。
キーワードは「葛藤」だそうで、葛藤を克服し如何に自己の本質を見つめるかが、
アセンションでの作用を左右するそうです。
内観が大切という点で全ては己の意思次第ということですね。
後半はアカシックレコードからみた日本のルーツ・役割等...
こちらの章の方が個人的には興味深く惹かれました。
TOEICテスト出まくりキーフレーズ 【CD付】
例文が見開き1ページに数個から10個くらい載っている。下部に訳と、場合によってごく簡単なコメントが書いてある。そして、それを読み上げるCDがついている。たったそれだけの教材です。しかし、そのシンプルさが良い。簡単なので使いやすく、特に迷うこともありません。私は、DUOのKeyPhrase 版のような感覚で、シャドーイングしながら使っています。CDに変な音楽も入っていないし、淡々と繰り返しやれます。
解説はほとんど書いてありません。これはあくまでも重要なキーフレーズを確認するだけの本だと割り切ればいいので、それはそれでいいのですが、ある程度手厚い解説を期待される方はこの点をあらかじめ考慮されておいた方がよいでしょう。それから、本書は類似表現や反対表現を関連付けて一緒に覚えようとする人への配慮はあまりなされていません。あまりにも散発的で、細切れで、バラバラです。関連フレーズもしくは同じような場面でつかえる表現もチェックしながら体系的にまとめ覚えしたいあるいは確認したいという学習者には本書は向いていないと思われます。 私は類似表現や反対表現も一緒に確認しながら覚えていきたいタイプなので、その点がちょっと不満なのです。DUOのように解説部分に類似表現や反対表現や紛らわしい表現をもっと加えるとか、索引や付録でカバーするなど、工夫の余地があると思われます。
尚、378では、テキストでは「study」となっていますが、ナレーションでは「student」になっています。あと、いずれにせよこれは勉強のための本なのでどうでもいいですが、本書の表紙の写真はなぜ本書でこれなのかよくわかりません。いくらなんでも、もうちょっと違うデザインでよかったのではないでしょうか。
NHK大河ドラマ 炎立つ 完全版 第壱集 [DVD]
傑作です。放送期間が9ヶ月しか無かったことと、第三部の原作が間に合わなかったことが悔やまれます。第一部は何と言っても経清・貞任の暑苦しさが最高! 特に貞任役の村田氏は、他の作品からは想像できない雄々しさ、猛々しさです。また、頼義・義家・吉次・乙那の濃厚な存在感も堪りません。映像面でも、吹雪の中から安倍軍が現れる黄海の戦いなど大河でも屈指の美しさでしょう(戦闘自体は薄味ですが)。第二部はとにかく陰鬱。しかしそれが魅力になっています。真衡・家衡・秀武・武衡ら、これまた濃い人物ばかり。中でも義家の変貌ぶりと、清衡の重苦しさがこれまた堪りません。全編通して音楽も素晴らしく、オープニングでは奮い立ち、エンディングでは切なくなること請け合い。惜しむらくは回数の少なさでストーリーが急ぎすぎな感があることと、女性陣の鬱陶しさ。オリジナルの女性を増やすのは構わないのですが、ドラマの雰囲気を壊しては本末転倒です。残念。