新版 匠の時代〈第1巻〉 (講談社文庫)
本書は1983年に刊行された同名の書籍の新版にあたり、著者が抜粋した選書となっている。第1巻にはクオーツ時計を世界で初めて誕生させたセイコーの物語と、シャープおよびカシオを中心に繰り広げられた電卓戦争の物語がおさめられている。
本書は読み始めたら一気に終わりまでいってしまう類の本である。私は1983年版の本は読んだことがなく、これが初めての経験だったが、20年前に書かれた本ということはほとんど意識しなかった。その意味で今読まれることになんら問題はないと思う。
今では当たり前になっているクオーツ時計だが、本書で語られているようなストーリーが背後にあって、様々な人の苦労があったことを知って時計を見る目が変わった。またこれまた当たり前になっている小型電卓についても、今では想像も出来ないような大型機から、技術革新を経ていることがわかり感動した。
本書の2つのストーリーを読んで感じたのは、何よりも関係者の熱意というか執念である。またトップにたつ人間の人を見る目、操る能力のすごさを実感した。技術も凄いがそれ以上にそれを使う人間が凄いと言うことである。更にこの物語を生み出した大きな要因は企業間の競争であることもわかる。セイコーはグループ企業間、電卓はシャープとカシオというように激烈な競争が尋常でない技術革新を可能にしたと感じた。
本書は現在大学生、もしくは社会人なりたて位の人々が読む方がより強いインパクトを受けるのではないか。おそらく、私も含めて電卓は小型で当たり前、時計はクオーツ(というか機械式とかの区分は意識していないだろう)という世代である。この本を読めば、仕事に対して前向きな気持ちになれるのではないか。
機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing "Cannibal Candy" (MF文庫J)
タイトルの通り、とても惜しい作品。
魅力は確かにあるし、面白い。それは他のレビューで分かるだろう。
けれども、作品の見せ方がいまひとつとなっている。
時系列をやたらと弄らず、伏線の張り方をもう少し系統立てて構成し直していれば、あるいは名作の部類に入ったのかもしれない。
しかし、これは映像作品ではない。
映像作品なら潰しの利くカットバックやフラッシュバックも、文面であればただの回想に過ぎない。
ただの回想を、そう何度も入れられては、読者が物語に引き込まれる余裕を失ってしまう。
伏線も、ミステリー系の伏線と違って分かりやすくても良いのかもしれないが、「違和感を感じた」と堂々と文面に出してしまうのはどうなのか、と思う。
正直、ミステリ要素は求めていないし、こういった伏線の拙さも許容できるが、張るならちゃんと張ってほしい。
ミステリー作品に通じた読者なら(そうでなくとも)、こういったごまかしのような伏線は一発で分かってしまうのだから、逆に開き直って敵の強大さや暗黒面を強調して描写することに力を注いだ方が良かっただろう。その方が世界観の強化にも繋がったかもしれない。
色々書いてしまったが、アニメ化でもしたら間違いなく化ける作品だ(それでも時系列や他の描写を手直しした方が良さそうだが)。
悲しいが、続刊では化けなかったようだ。カットバックは良いが、せめて強引に話を持っていくのは止めてほしかった。過去を思い出させるようなエピソードに連動してカットバックが入るなら良いが、何の脈絡もなく章変わりや場面変わりにカットバックを挟まれても味を損なうだけだ。編集のチェックもあるはずなのに、なぜこのような時系列にしたのか、理解に苦しむ。
極匠スカルプシャンプー 300ml (無香料)
知る人ぞ知る、某美容師さんのシャンプー鑑定サイトで最高評価だったので買ってみました。
少量でもよく泡が立ち、1本で私は3ヶ月以上持ってます。(髪は短め)
最初は意識しなかったのですが、上の鑑定サイトで「泡切れの良さ」がその
長所の一つに上がっていました。
先日、他の気になったシャンプーを試しに買い、久々に別のシャンプーへ浮気
してみましたが、泡切れの悪いのなんの、頭から体を伝ってしたにだらだらと流れていく感覚、
洗い流すのに一苦労します。
それに比べてこちらは「シャ〜」っという感じでスムーズに泡が流れ去ってくれます。
香料もなくほぼ無臭で、害のある成分は一切入ってないようです。商品説明の成分表示を見て
1つ1つ調べてみるのもいいかと思います。
洗い上がりの軋みは、石鹸シャンプー特有のもので、髪が傷んでるわけではないようです。
レビューは5で!
北海道に住んでいます。数年前まで自分で米を作っていました。脱穀、籾摺り、精米を自分でやっていました。まとめて精米をすると楽なのですが食味が落ちます。毎回精米のできる家庭用の精米器を探してこの精米器を見つけました。当初は今回購入したものとは違い、モーター屋さんの自作的な感じでしたが、構造がシンプルで使い勝手も良くとても気に入りました。朝・晩毎日使い続けるため、ステンレスの網(カゴ)が消耗します。最初の時はメーカーに網(カゴ)を頼みましたが、しばらくするとモーターも限界がきました。教訓として網がだめになったら精米器の更新(買い換え)です。今回はMICHBA KITCHEN の名前が入り、精米器の実力にネーミングが追いついたような気がします。個人的にはもっと多くの方に、この精米器の良さを知ってもらいたいと思い、レビューしました。尚、精米で出る米ぬかは生ゴミに入れて処理をすると発酵しますがにおいが無くなります。米ぬかは園芸にも良いので一石二鳥以上です。
匠の寿司創具 3773411
朝のTVで見て飛び付きました。
早速使ってみましたが最初使いずらいお品でした。その後自分なりに要領をつかみましたので
書いてみます。このお品のレビュー2回目です。
〜寿司ご飯をこれですくって落とすのに、ご飯がくっつきカップから離れが悪かったのは解決しました。'1:容器を水で濡らす。2:'ご飯はカップにすこしきつめにたっぷり入れる。(そのほうが形作った時ご飯がばらけない)'3:トントンと寿司板に、たたいて落とす時容器の型を少しかたむけるようにしたらスムーズにカップからごはんが離れてきれいに出来ました。'4:最後にワサビと具をのせてつまみでギュッとしたら出来上がり!!お皿に直接は金属なのでしないほうがよいです。
他のメーカーでプラスチック製のカップの上を押してごはんを落とす物もあるようですが
それだったらお皿に直で出来るようです。いずれにしても均等な大きさの握りが出来るので、あったら楽しく便利で買ってよかったと言えます。ステンレスなので清潔で壊れないのも少し高めのお値段に含まれていると思いました。