太閤立志伝 5
前作を上回るボリュームながら自由度は健在か。発売前の少ない情報の中からでもシリーズ中最高の出来である事は確実だろう。
ただしマニアックなゲームであることは否めないが、立志伝シリーズをプレイしたことのない方でも、歴史が好きならば十分遊べる作品である。
コーエーの主力商品の品質が落ちている最中、ファンの期待を裏切らない事は確約しておく。
戦国武将群雄ビジュアル百科
以下の特徴があり、小学生向けの戦国武将本としては最適かと思います。
・すべての武将のビジュアルがあり、とっつきやすい。
・漢字にふりがながある。
・子供向けに適度な文章量。
他には、戦国武将に興味をもったが、長々と文章読まずに、人となりを
理解したいという人にも向いていると思います。
新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)
下巻では毛利中国攻めの途中に本能寺の変が起こり、山崎天王山の闘い、そして賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を破ります。そして、小牧長久手の戦い、そして徳川家康が上洛して秀吉の軍門に入るまでが描かれています。
上下巻を読んで一番感じたのは秀吉の人間の大きさです。どんな人間でも好きになれるというのはすごいなと思いました。自分もこういう人間になりたいとは思いますが、なかなか難しいと思います。だからこそ秀吉は卑賤の身から関白までになれたんだと思います。これは、過去現在関係なくどんな時代でも通じるすることだと思いました。そして、もうひとつ感じた事は、考える事が大きい事です。織田家家臣時代にどれだけ領地が拡大しても自分にはくれなくてもいいから朝鮮を攻めて朝鮮の領地をくれと言った場面や、多くの大名が領地拡大ばかりを考えていたのに秀吉は貨幣経済を完成させようとしていた点等です。自分もこういう考えをしたいとは常々思っているのですが、やはりこれもなかなか難しいです。
多くの成功者の本が多い昨今ですが、それの基礎は豊臣秀吉にあると思いました。ただの歴史小説としてではなく、成功者の本としても読める本だと思います。歴史に興味がない人にも読んで欲しい本です。
TVアニメーション「戦国BASARA弐」戦国トラベルナビ~大阪・岐阜編~
第一弾「奥州編」、第二弾「上田編」に続く、第三弾の豊臣主従、「岐阜・大坂編」!!!
戦国BASARA『弐』といえば、秀吉・半兵衛を除いて語ることはできないので、
ほんとうにこのCD待ち望んでいました。
やっぱり第二弾の一人語りよりもコンビでめぐる趣向の方が楽しかったです。
ブックレットもあいかわらず充実しているし、ゆかりのある史跡とともに置鮎さんや石田さんが写っていて、
とても行ってみたくなります。
半兵衛ゆかりの地、岐阜はものすごい天候で大変な様子が伝わってきますが、絵的にはとてもきれいです。
説明文も端的で読みやすいです。
前2作と同様、音声では紹介されていない場所もありましたが、その代わりブックレットで補完されてます。
正直、前作同様全部入れて欲しかったというのが本音ですが、
わりといつも仏頂面の石田さんが、置鮎さんと一緒だからか、結構いろいろな表情をされているので大満足です。
大坂城の前で、トラベルナビ恒例の、ジャケットと同じポーズを取られている置鮎さんと石田さんや、
秀吉と言えば『遠近法』、と遊びを取り入れた写真も楽しいです。
石田さんの語る半兵衛の史実がおもしろくてひきこまれました。
ただ単に説明するだけではなく、BASARAの世界観を織り交ぜた考察なんかも交えたりして、
とてもユニークでおもしろかったです。
語り口調が、かつて携帯コンテンツで配信されていた「越前屋」みたいな感じで、
その時は石田さん一人でしたが、そこに置鮎さんの合いの手が加わって本当におもしろかったです。
名セリフコーナーでは、セリフを行った後の、石田さんの半兵衛に対する愛情がすごく感じられて楽しかったです。
秀吉といえば、大坂城。
地元なので、そうそう、とうなづきながら聴いていました。
秀吉公の前で雄たけぶ名セリフコーナー。それにすかさずつっこむ石田さん。
にやにやしっぱなしでした。
大坂城クイズは、自分でも行ったことがあるのにあまり正解できず、あらためて歴史に興味が持てました。
そして、大坂城内の豊臣秀吉についての展示が充実しているんだな、と収録トラックを見て思いました。
なんやかんやとだだをこねたり、いつものように屁理屈を言う石田さんに、
冷静につっこみをいれたりすっぱり切っちゃう置鮎さんとのトークが絶妙でした。
もう1時間強の収録時間があっという間で、大満足です。
「劇場版 戦国BASARA 戦国トラベルナビ〜関ヶ原編〜」も発売決定したことですし、
…ここまできたら、BASARAファンとしては欲が出てきました。
謙信とかすががめぐる「越後編」、前田夫婦と慶次の「加賀編」、そして「瀬戸内編」!
BASARAに登場する各武将のトラベルナビCDを続々と発売してほしいです。
NHK大河ドラマ主題曲集 「秀吉」
ドラマのオープニングということで、ほとんどが2分40秒前後の曲です。
普段 オーケストラの曲などを聴くことはほとんどないのですが、どれも 重厚なのに親しみやすいメロディで 飽きずに何度も聴いてます。
ただ、せっかくの歴史あるシリーズなので、もっとライナーノーツに沢山情報が載っているとさらに良いと思いました。
「秀吉」から既に10年経っているのでその分の追加版が早く欲しいところですが、これはこれで十分満足してます。