Open Your Eyes
長い低迷を経た後、ついにアンダーソンとクリスが手を結んだ快作。このアルバムによって、Trever Rabin、Rick Wakemanがいなくたってちゃんといける、と自信をつけたようだ。
アメナーバル・コレクターズBOX [DVD]
アメナーバルの長編4作品と初期の短編2本に特典映像を収めたボックスで、個別に購入するより2割以上の割引になっているから、お買い得ということができよう。作品自体については、個別に「海を飛ぶ夢」以外はかなり評価がかなり分かれている。私がこのボックスを購入したのは、衛星放送で「海を飛ぶ夢」を見て感激し、アメナーバルのほかの作品を見たいと思ったからであるが、実際にボックスに収められたほかの作品を見て、複雑な気持ちになった。個々の作品についてはそれぞれの「カスタマーレビュー」に書くので省略するが、「海・・」以外の作品はおおむねホラーあるいはサスペンスに類する作品で、今後再度見たくなるとは思えない。皆さんはこのボックスを買う前に、少なくとも「アザーズ」「オープン・・・」のレビューを読み、参考にされるとよい。「一瞬のたるみもない」という点ではすべての作品が共通しているが、後味は全く異なるであろう。
ボックスに含まれる特典ディスクのうち「海・・」のそれは監督自身がその作製を手がけたものであるが、それだけに出色のできばえであり、鑑賞を助けてくれる。単独のアルバムにもこの特典ディスクが含まれていることを祈りたい。
しかし、ボックスアルバムは2枚のディスクをずらして同じページに収納する構造で扱いにくく、デザイン偏重といわれても仕方がない。また作品/キャスト/スタッフについての情報がブックレットなどで分かり易く提供されていないのも不親切だ。
オープン・ユア・アイズ【字幕版】 [VHS]
トム・クルーズ主演でリメイクされた「バニラ・スカイ」のオリジナル。
映画の出来としては断然このオリジナルのほうが上。
事故によって自慢のハンサム・フェイスがボロボロになった主人公は現実と夢の境目が分からなくなっていくというお話。個人的にはマトリックスよりも楽しめた。今をときめくペネロペ・クルスも出演してキュートなヌードも披露しているがH度は「ハモンハモン」のほうが高い。
オープン・ユア・アイズ
キーズアセンション等新作が乱発されていた97年秋にリリースされた?枚目の作品、クリスが「捨て曲のなアルバムに仕上がった」と自負するようにクリスが音楽的なリーダーシップを発揮し、まるでクリスの「コンスパイラシー」と共通する音世界が構成されている。もともとこのアルバムの数曲はクリスがビリーシャーウッドと共に製作していた「コンスパイらシー」のために作られた曲(オープンユアアイズやマンインザムーンなど)で、それがイエスの新作として発表された。曲はクリス色が濃いせいか、リズムが重々しい曲が多く、1曲目、2曲目、4曲目などはまるで「90125」や「ドラマ」に収録されていても違和感のない曲で、まるでトレバーラビン時代のようなハードロックとなっている。タイトル曲のベースソロなどは90年代のシングル曲としてはあり得ないような展開なのだが、このタイトル曲がものすごく出来が良く、個人的にはイエスの曲の中でベスト10に入るほどのお気に入りの曲だ。この作品は英国で小ヒットを記録したが、時代を考えればかなり善戦したと思う。次作の「ラダー」が傑作として注目され、この作品は日陰に回されてしまったが、このアルバムを聞き込んでいた10年前が懐かしい。
オープン・ユア・アイズ [DVD]
がっつり頭を使える映画。
自分の中で映画の最中に諦めてしまう時もあるのですが、この映画は客に諦めさせず理解させず絶妙なキワを映像に仕上げていてとても楽しめました。
ペネロペちゃんがまだ若く可愛らしさすら残っていてまたその必要性のある役で素晴らしかったです。
CG映像で魅せる夢や未来世界とは一戦を画した、ジワジワとした精神破綻や恐怖感を感じさせる展開に釘付け。
面白かったです。