優しい時間 DVD-BOX
北の国からでおなじみになった富良野が舞台の、倉本聰・脚本ドラマです。
私は北の国からよりも、こちらのドラマの方が好きですね。
富良野の自然の美しさと、そこで生活している人々の温かさがとにかく素晴らしい。
最近では珍しくなってきた、きちんとしたドラマだと思いました。
ところどころ若者の台詞回しなど古臭くさかったり、刺青のデザインがありえないくらいダサかったりと、違和感を覚えるところも多少ありますが、そんなところもすんなり受け入れてしまえるくらい、俳優さん達の演技力が自然で、笑うところでは一緒に笑い、泣けるところではいっしょに泣けてしまいます。
親子の絆がメインのストーリーになってはいますが、拓とあずの恋愛模様も、ありえないくらいもどかしく初々しくて素敵でした。
特典映像では、拓ちゃんとは違うおちゃらけた二宮君も見れるので、嵐ファンにも美味しいDVDですよ。
TWIN BEST
私が最初に寺尾さんの曲で気に入ったのは「ルビーの指輪」ではなく「ダイヤルM」でした。あの電話のダイヤルの音と切ない歌詞が好きでした。その後寺尾さんの曲がたくさん収録されているこの「TWIN BEST」があることを知り、買いました。実際聴いてみて、寺尾さんの曲は全て落ち着いた上品な「大人の曲」ばかりで現代の歌詞にあまり重みがないにぎやか過ぎる曲とは違って、どれも情景が思い浮かびとっても素晴らしいアルバムに仕上がっていると感じました。寺尾さんの曲が好きな方はこのアルバムを持ってて損はないと思います。また現代の曲に飽きてしまった人もこのアルバムを聴いて「大人の曲」に浸ってみてはいかがでしょうか。時間に追われて生活している現代の私たちにこそこういった「大人の曲」が必要なのではと思います。
夢 [DVD]
映画の楽しみ方は人それぞれだし、色んな意見もあるとは思いますが、この映画の私的楽しみ方は、「そうそう!夢ってこんな感じだよ!」と思いつつ、単純にその綺麗な映像と夢ならではのちょっと不思議なストーリー満喫する・・でしょうか。怖い夢、楽しい夢・・人は寝ているときに実に色々な夢を見ますが、目が覚めてしまうと案外所々うろ覚え~・・なんてこと、よくありますよね。そんな夢を映像化すると、こんな風になるかも!と妙に納得してしまいます。私はとくに「日照り雨」と「桃畑」が好きですが、特に「日照り雨」の方は、昔、始めてみたとき、その独特な雰囲気に思わず固まって見入ってしまったのを覚えています。あの狐のメイク、魅かれるなぁ・・。
Reflections
寺尾聰と言えば、「ザ・ベストテン1位の連続記録を作り、記念の赤いソファーと、彼が好きなタバコのハイライトに「ルビーの指輪」のロゴをあしらったものが、番組で贈呈されていましたよね。当時は、高校受験を控えた私でしたが、深夜に受験勉強しながら…HABANA EXPRESS、渚のカンパリ・ソーダ、喜望峰、SHADOW CITY、予期せぬ出来事、ダイヤルM、北ウィング、出航などなどみんなLPが擦り切れるほど聴いたものです。「西部警察」のロケ現場からの中継もありましたね。なつかしいし、青春の思い出のアルバムです。
合い言葉は勇気 完全版(1) [VHS]
稀に見る秀逸な作品。大人にはぜひ見て欲しい。
これはいわば「鶏鳴狗盗」の物語。くどすぎて使えない三流役者だが、セリフを与えて演説させればその説得力の高さでは右に出るものはいないという男が、ひょんなことからニセ弁護士となって思わぬ大活躍をするというストーリ-。
尊敬すべき弁護士がニセモノだということを隠すための必死な様子、素人ゆえの法廷でのはちゃめちゃなやり取りなど見所は文句なくたっぷり、げらげら笑ってしまう。
実はこのドラマ、放送では視聴率があまりよくなかったんだよね。作品にはまったく問題ない。宣伝の問題なのか、放送枠の問題なのか、第一回が地味だったからか。でも回数を重ねるたびにどんどん盛り上がるから見逃した人は本当にもったいないと思う。ピークの最終回には「こんないい加減な男でも誠心誠意やれば…」と感動させられる。
だらしない三流役者役を役所広司が好演、とても魅力的だ。香取慎吾や鈴木京香やその他三谷系役者もとてもいい。悪役の弁護士津川雅彦は適任だ。
服部隆之の音楽とこのドラマがきっかけに頻繁に流れるようになったエルガー「威風堂々」もこの作品を大いに引き立ててる。