そよ風にくちづけ
クリストファー・クロスがプロデュースを手がけた代表曲「そよ風にくちづけ」は文句なしに名曲!某オムニバス盤で初めて耳にしたときはあまりにクリストファー・クロスの色が強いなと感じたものの(歌声までも。彼のヒット曲「オール・ライト」路線)、個人的にはこういうカラっとした爽やかなAORものは大歓迎!で、その名曲を含むこのアルバムだが全体的にはやはり爽やかAORのオンパレード。先の「そよ風にくちづけ」以外は決定打と呼べる曲がないのが残念なのだが、それでも聴き終えた後は何となく満ち足りた気分にさせてくれるアルバム。参加ミュージシャンやゲストもかなり豪華。
FINE-TV HITS and joyful music-
当初、正直なところ軽快で元気になるような名曲の良いものは、
第一弾目のオレンジのFINEに全部持っていかれていって
しまっているのではないかとの不安があったが、
聴き始めたらそのような不安は一気に解消した。
オープニングのカイリー・ミノーグのカヴァー曲からして
非常にノリが良く、
ホイットニー・ヒューストンやオリビア・ニュートン・ジョン
などの名曲から、バリー・マニロウやホール&アーツなどの
懐かしく聞き覚えのある曲まで幅広い選曲である。
また、ベイ・シティ・ローラーズやミッシェル・ポルナレフ、
エルヴィス vs JXL の曲などはCMで聞き覚えのあるだろう。
その他にも懐かしい曲から比較的新しい曲まで、
世代を問わず様々な明るい曲がバランス良くミックスされており、
まさにFINEの名に恥じない、元気の出る1枚となっている。
前のオレンジのFINEが気に入った人だけでなく、
気分を明るくしたい人には間違いなくオススメである。
特に、夜や雨の日よりは晴れた朝や昼にピッタリの、
そしてドライブのBGMにもオススメのアルバムである。