ライズ・アップ
盟友にして西の重鎮=スヌープ・ドッグが率いるレーベルへの移籍を経てのリリース、これぞRise up!待ってましたのサイプレス復活です!
東からピート・ロックも客演にやって来るなど、全体的にド派手なトラックの乱れ撃ちって感じで、不穏でダークなアングラ空気は若干薄めですが、まあとにかくビートが凄いことになってます。
やはり彼らの持ち味であるロックサウンドが大爆発で、トムモレロが2曲に参加、あの剛腕ギターを如何なく発揮させています。
さらにシステム・オブ・ア・ダウンのD.マキアラン参加の曲も超ノイジー!
ロックリスナーでも絶対必聴のカッコよさに仕上がってます。
また他方、彼らの十八番であるラテンラップもしっかり収められておりまさに全方位の作品。
唯一、マイク・シノダ客演の#9は肌に合わないかな…フロウが浮き過ぎだし曲によってはややエレクトロニック過多な質感がしないでもないですが、プライオリティってことでそこは納得かなと。
しかしそこを差し引いても、まずはサイプレスの華麗な復活を祝い、それを飾るにふさわしいエネルギッシュなこのアルバムに大満足です。ちなみに日本国内盤のボートラもかなりの良曲ですよ。
リアニメーション
率直に買って良かったと思った一枚です。
曲によっては原曲とは(良い意味で)違った雰囲気になっていて
「ハイブリットセオリー」のミックスというよりは、
「リアニメーション」という別のアルバムとして楽しめます。
ザ・ライジング・タイド(DVD付初回限定盤)
とても期待して発売を待っていました。さすがマイク、という出来だと思います。
どこか上品で、そしてヒップホップに初心者にもとても聴きやすいのです。
しかし正直、いつもリンキンで感じるような、一発でストレートに美しいと思うような曲はちょっと少なめでした。ラップのかっこよさは爆発していましたが、メロディ自体にも期待してしまったので。
「Kenji」はなんか圧倒される迫力がありました。目頭が熱くなるような。第二次大戦中の日系人の歌ですが、恨み節ではなく、事実と悲しみを述べたものです。
Remember The Namem、Believe Meも好きです。